病気

【体験記】うつ病と診断されてから克服するまでの話。傷病手当金は必ず貰おう!

今回の記事は、僕が以前うつ病と診断されてから克服するまでの体験記です。

これを書くことによって、少しでも誰かの役に立てればと思います。

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ここでは、
1.発病のきっかけ・自覚
2.原因は?
3.休職中の給料は?
4.どんな治療した?
5.治ってから(?)から思う事
6.その他

など、実際に体験した事を書いていきます。思い出した事があれば、随時追記していきます。

1.発病のきっかけ・自覚

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僕は、電気メーカーで商品開発の仕事を行っていました。

ユーザーから仕事を頂くには、安く・早く・良いものが鉄則でした。

いつも納期に追われ多忙期は、夜は終電・朝は7時から、時には土日も出社という生活を続けていました。

ちょうど10年目になり、仕事も責任を任される立場になっていました。

僕が調子が悪くなったのはそんな時。

1年ががりで新しい製品を開発しているさなか、ユーザーから「仕様と違う!」とクレームがかかり、
且つ社内でも安定量産ができないというトラブルが発生したため、急な国内・海外出張が続いた。

体力的にも厳しい中、なんとか頑張っていたのだが。

ふとある日、終電で帰ってるとき、電車のなかでもの凄い吐き気に襲われた。

そして、これが毎日続くようになって、非常に身体が苦しくなってきた。

もしかしたら、うつ?という自覚症状がでたのは、このタイミング。

そしてなんとか全て片付いて、1回今回の反省をしてから悪かった所を直し、次の仕事へ入ろうと計画していた矢先。。。

「そんな反省はいらないから、大至急次の仕事をやって」と、上司から言われ、またあのしんどい生活が始まるのかと思ったら、僕の心の中でなにかの糸が切れた。。。

身体が急にしんどくなり、次の日会社を休んだ。その翌日も、一向に体調が良くならないので、病院へいったならば、精神科へ行きなさいと言われる。

まじか?!と心の中で思う反面、あーーやっぱりそうなのかなと思う自分もいた。

更に翌日、紹介してもらった精神科に行くと、さっくりと。

「あなたはうつ病です。しばらくお休みしなさい」といわれ、診断書を書かれ休職に、、、

あっというまの出来事で、自分でも整理が突き切れなかった。

そして数日起って、あーー僕は”うつ”なんだとこのとき、完全な自覚をしたことを今でも覚えてます。

・そして、明日からどうしよう。
・このまま治らなかったらどうしよう。
・放り投げた仕事はどうなるんだろう。
・後輩達に迷惑かけたな。
・仕事しなかったら、給料は?
・家族になんて言おう。

などなど、もの凄い不安感に襲われた。

2.原因は?

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今だから言える思い当たる節は、自分の性格にあると思います。

リーダー的立場になり、もの凄い責任感を持ちました。
絶対、期日までに終わらせてやる。
間に合わなかったら、出来なかったら、僕がいけないんだ。

という、気持ちで仕事をやっていて、あきらかに心の中にぴーーんと緊張の糸が、ずーと張りつめた状態だったと思います。

周りにも、あまり相談せずに自分で全て抱え込んで、なんとか終わって一息つけると自分で誉め称える一方、もうこんな思いはしたくないなという気持ちもあり、自分の為に後輩の為に、次はもっと楽に仕事が回せるように、環境作りをしようと決めて、承認も得ていた所に、予期せぬ突発仕事乱入。

そんな時に、ふと糸がきれたんだと思います。

そしてよくよく考えると、もの凄いネガティブ思考でした。

・今の仕事が終わらないのは、自分の能力が足りないから。
・他の人がやったら、もっと早く終わるんだろうな。
・めえちゃくちゃいろんな人に、迷惑かけてるな。
など。

これは後々書きますが、考えても意味ないこと。こういう考えに、心がだんだんとすり減らされていたのかなと。

3.休職中の給料は?

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休職した時に、真っ先に不安になったのが、お金です。

いまでも殆どそうですが、僕の稼ぐ手段はサラリーマンしかありません。

働きにいかなくなったら、給料はでないと考えるのが普通です。

一応、有給があったのと、ボーナス後すぐに休職だったので、当面は大丈夫だけど、ずーとはまずいぞと思ってました。

でも、日本にはそんな時の助け舟がありました。サラリーマンをやっていると、毎月社会保険を支払っています。

そこから傷病手当金ということで、基本給の2/3がMAXで約18ヶ月支払われます。2/3ですが、なんとか生きていけるので、ほんとに助かりました。

(追記)
後から知ったのですが、この傷病手当金の存在を知らない人は、結構いるみたいです。せっかくの制度なのと、お金はあって困らない存在なので、対象の方は必ず申請しましょう。

関連記事:【体験記】傷病手当金とは?申請方法は?支給額と支給期間と押さえておきたいポイントも紹介

しかし、この時はほんとに貯金してなかった事、サラリーマンしか稼ぐ手段を持っていなかった事に、凄く後悔しました。

そのおかげで、今は稼ぐ手段を密かに複数持つ事を考えるようになりました。

関連記事:収入源は1つでも多く!「セブンポケット」という考え方!

4.どんな治療した?

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僕のうつ病は、医者の先生曰く中度くらいでした。

週1回先生と相談しながら、いろいろな薬を試し、自分にあっているものを、2ヶ月がかりで見つけ出し、それを治るまでずーと服用してました。

あとは、週1~2回グループワークという形で、マインドフルネス認知療法と認知行動療法を受けてました。これは、後述に書きますが、自分の考え方を矯正して、今後の再発防止予防の為でした。

5.治ってから(?)から思う事

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まだ完璧に治ったかは自信がありませんが、一応先生から復職OKという言葉を頂いてから、半年経ちました。

もう2度とあの苦しい状態にはなりたくないので、今は必死に自分の考え方を常に矯正中です。

今まで多かったネガティブ思考はやめて、なんでもポジティブ思考になれるように。

そして今思う事は。

あの時は、ほんとに苦しかったけど、今はあの経験があったからこそ、こんなに毎日を楽に過ごせる様になったのかなと思っています。

そして、こんな経験は誰にもなって欲しくないので、ここに僕の経験談を書きました。

何かあった時は、自分で全部抱え込むのではなく、必ず誰かに相談してください。絶対に周りの人は、助けてくれます。

療養中は、↓以下の本と映画がなんか凄く心の支えになりました。うつ病のことを知る入門にもわかりやすくていいと思います。

↑Amazonプライムで観ることもできます。

6.その他

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もしうつ病の治療に、病院に通う事になったら。

治療費は現在3割負担ですが、医者の一筆が必要ですが、自立支援医療受給を申請して、通れば自己負担1割になります。

何気に、傷病手当を貰っているとはいえ、3割負担だと通院費・薬代で月1万くらいかかってしまうので、更に減らせるのはありがたいです。

うつ病で通院している方は、是非申請してください。

7.その他(グループワークで習った事のまとめ)

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ここから先は、僕がグループワークで学んだ、マインドフルネス認知療法と認知行動療法の、ぼくなりのまとめです。

読んでみて、役に立つと思われた方は、是非ちゃんとした本を読むか、お医者さんに聞いてください。

うつ病の特徴

・思考の面:反すう思考(現実から離れていく・過去ばかり気にする)と、体験回避
・性格の面:対人関係を円満に維持しようとする配慮
<落ち込んだ気分 + 反すう思考パターン + 体験回避 + 身体感覚(重苦しさや疲労など) >

→この定義が心の中で強まり、認知・感情・身体に刷り込みを残し、日頃は目立たなくても、気分が落ち込むとパターンの再活性化の準備を始める。

再発までのプロセス

少しでも落ち込む事があると、過去の悲しい気分と関連のあるパターンを再誘発する。そのパターンは刷り込まれた独自のパターンであり、現実とは異なる物である。

→このパターンをどうにかして、再発を防ぐ!気分の落ち込みを食い止める!

マインドフルネス認知療法と認知行動療法

・マインドフルネス認知療法 → 湧いて出る思考自体は病気ではない。そこが問題なのではなく、反すうすることが問題。反すうしないで、流せるようになる方法
・認知行動療法 → 湧いて出る思考をどうにかしようとする方法

[マインドフルネス認知療法]
うつ病にどういう効果があるのか?
うつ病の人が、気分が落ち込むような体験をすると
・自分を責める考えや、否定的な考えをもちやすい。
・ネガティブな感情と共に、ぐるぐると堂々巡り思考をしやすい
・考えたくない事や、味わいたくない感情や身体感覚を体験しないように避けようとする傾向にある。

治療・再発防止の為には、パターンに気づいて、心の中で沸き上がってくる感情は、必ずしも現実を反映しているものではないと理解する。

何をするか?
①抜け出る!(自分の陥っているパターンから抜け出す)
②見る!(自分が陥り易いパターンや思考サイクルの傾向を観察する)
③受け入れる!(観察したパターンや思考サイクルを評価せずに受け止める)
④避けない!(向き合いたくない感情であっても向き合う練習をする)

パターンを知る、悪循環を見つける(癖を知る)

外在化できるようになる、一歩引いて把握できるようになる(癖を客観的に見る)

どこをどのようにいじればいいのか分かってくる(癖の治し方が見つかる)

実際に試してみる(癖を治す方法を試してみる)

[認知行動療法]
1.アセスメント:特定の場面における自分の体験を具体的に理解する
(1)具体的場面:最近、ひどくストレスを感じた出来事や状況を1つ選び、具体的に記述する。
 ●いつ? どこで? 誰と? どんな状況で? どんな出来事が?
(2)自分の具体的反応:1の具体的場面における自分の体験を、認知行動モデルにもとづいて理解する
 ●その時の気分・感情とその強度(%)
 ●認知(考え・イメージ)とその確信度(%):その時に、どんなことが頭に浮かんだろうか?
 ●その時の行動・身体的反応

2.自動思考検討:否定的感情と関連する自動思考について検討する
(3)その時の自動思考(考え・イメージ)とその確信度(%)
(4)自動思考の検討:様々な角度から、自動思考について考えてみる
 ①自動思考がその通りであるとの事実や根拠(理由)は?
 ②自動思考に反する事実や根拠(理由)は?
 ③自動思考を信じる事のメリットは?
 ④自動思考を信じる事のデメリットは?
 ⑤最悪どんなことになる可能性があるか?
 ⑥奇跡がおきたら、どんな素晴らしいことがあるのか?
 ⑦現実には、どんなことになりそうか?
 ⑧以前、似たような体験をした時、どんな対処をした?
 ⑨他の人なら、この状況に対してどんな事をするだろうか?
 ⑩この状況に対して、どんなことができそうか?
 ⑪もし???(友人)だったら何と言ってあげたい?
 ⑫自分自身に対して、どんな事を言ってあげたい?

3.思考の幅を広げる:より適応的な思考を模索し、考案してみる
(5)新たな思考を考えだしてみる・確信度(%)
(6)もとの自動思考に対する現在の確信度

[先生に教えてもらった問題解決法]
・回避型のうつのパターン → やるべきことに対処できないで回避してしまう
・過剰適応型のうつのパターン → やりすぎてしまいエネルギーを失ってしまう

<回避型のうつのパターン>
やるべきことに対処しない → 状況が悪化 → 悪化した状況の対処は余計にしんどいので回避 ・・・悪循環
この中でどんどん落ち込んでいくというパターン

認知の軌道修正だけでなく、目の前の問題に出来る範囲で少しずつでも取り組むという方向にもっていくことが、状況の改善につながる。

例)朝、通勤電車を降りる時に、どうしても仕事をやろうという気にならない

新しい考えを取り入れた後に、何ができるかということを書き出してみる。

→電車の中で、会社に着いたら何をするか、メモに箇条書きをする。

*新しいやり方を身につけようとしているので、難しいのは当然。
車の運転と同じで、最初は意識しなくても当たり前のようにその新しいやり方で対処できるようになる。
よって、試してみることが大事で、試そうとしている現時点で素晴らしいこと!
<回避せず新たなスキルにチャレンジするということだけでOK!!>

問題を把握して、表現する事。
対策を考える(答えを求めるのではなく、1人もしくは周りを頼って考えるという解決策)

自分のキャパシティは把握しておく事。
自分の負担量は把握しておく事。

自分の調子が悪くなる時のサインを知っておく事。

起きてしまった考え・感情を変えることはできない。
今起きている考え・感情を軽減させる。

以上です。

↓下記は僕が読んでよかったかなと思った本です。

さいごに

つたない文章でしたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

うつ病はホントに苦しい病気です。でも必ずいつか治る病気です。ぼくもまだまだ苦しいときもありますが、今は何とか立ち直ることができたと思ってます。

ここで書いたことが、何かのお役に立てていたら、幸いです。