陸上競技

【2017 ロンドン世界陸上】S標準記録が新設

2017/3/25 更新

2017年の世界陸上ロンドン大会から、日本代表の選考の一部が変更れました。

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新たに「派遣設定記録S」

日本が現在、世界と対等以上戦える6種目に、新たにA標準以上のS標準が新設されました。

対象は、
・男子100メートル 9秒89
・男子200メートル 19秒91
・男子400メートル障害 48秒29
・男子棒高跳び 5m79cm
・男子やり投げ 85m97cm
・女子やり投げ 65m08cm

S標準の記録は、世界ランキング6~8位相当で、6月の日本選手権前に、この記録を突破した選手は代表に即決定する仕組みになりました(突破者が3人以下の場合)。

日本選手権出場を代表選出の条件にせず、世界選手権に向けた早期の調整を促すことが狙いだそうです。ちなみに男子100メートルの「派遣設定記録S」は9秒89と、相当高いです。

A標準の扱いは従来通りだが。。。

S標準以外での参加選考は今まで通りです。
・国際陸連が定める参加標準記録を破った日本選手権優勝者
・世界ランキング12位相当の「派遣設定記録A」を突破した日本選手権上位選手

上記を達成した選手も世界選手権代表に決定。それ以外の代表は陸連強化委員会が選考します。

ただ1ヶ所違うのは、従来はどの大会で派遣設定記録を出しても認められていましたが、今後はダイヤモンドリーグや陸連が指定した国内外の大会の記録のみが対象となります。 

レベルが高い大会で緊張感をもった中、出した記録に価値があるという判断からだと思います。

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       引用:日本陸連