陸上競技

【東京オリンピックの星】洛南高3年の宮本大輔が100mで高校歴代3位。歴代1位は桐生、2位はサニブラウン。

2018/2/28 更新

高校総体(IH)の近畿地区予選の決勝で、京都・洛南高3年の宮本大輔が、高校歴代3位の10秒23(追い風0・6メートル)をマークして優勝しました。

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高校総体近畿地区予選

決勝結果

(+0.6)
1 10.23 宮本大輔 洛南・京都
2 10.48 樋口陸人 奈良育英・奈良
3 10.52 江川雅人 乙訓・京都
4 10.64 宮本浩翼 洛南・京都
5 10.66 滝本勇仁 関大北陽・大坂
6 10.69 井本佳伸 洛南・京都

 自己ベストを0秒08縮め、高校生では洛南の先輩である桐生祥秀(よしひで)(東洋大)の10秒01、サニブラウン・ハキーム(東京陸協)の10秒22に次ぐ記録だ。
 宮本は「高校歴代3位なのに、大会新じゃないのが心残りで……」。大会記録は桐生の10秒17。改めて先輩の偉大さを感じていた。
引用:朝日新聞

高校総体

そんな記録を引っさげて、インターハイに宮本は臨み、見事優勝を果たしました。

決勝では風に恵まれず(-2.0)、記録こそ10秒5台でしたが、それ以上に強さを感じるレースでした。

予選・準決勝結果

(予選)
6組1着 10.46(-0.3)

(準決勝)
3組1着 10.55(-1.1)

決勝結果

(-2.0)
1 宮本大輔 (3) 洛南 10.51
2 塚本ジャスティン 惇平(2) 城西大城西 10.58
3 福島 聖 (3) 富山商 10.64
4 宇野大地 (3) 桐蔭学園 10.73
5 デーデー ブルーノ (3) 創造学園 10.74
6 藤邉光源 (3) 海陽学園 10.79
7 鈴木涼太 (3) 浜松工 10.87
8 黒木心貴 (3) 東京 10.90

100m高校歴代

1 10秒01 桐生祥秀 洛南 2013年4月29日
2 10秒22 サニブラウン・アブデル・ハキーム 城西高 2016年5月14日
3 10秒23 大瀬戸一馬 小倉東 2012年4月29日
3 10秒23 宮本大輔 洛南 2017年6月16日
5 10秒24 高橋和裕 添上 1994年8月2日
6 10秒27 宮田英明 東農大二 1990年10月22日
7 10秒28 宮崎久 八女工 1997年6月29日
8 10秒28 犬塚渉 浜名 2015年10月2日
9 10秒29 川畑伸吾 鹿児島城西 1996年10月13日
9 10秒29 大嶋健太 東京 2015年7月30日

桐生・宮本等、洛南高校の練習メニューが紹介された指導者必見の一冊が発売されました。洛南高校柴田博之監督の考え方がたっぷり盛り込まれていて、鍛錬期や合宿での練習メニュー、年間計画の組み方なども紹介されているので、現役部員から指導者まで非常に参考になる本です。

インターハイ後の成績

えひめ国体

U20日本選手権

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日本選手権リレーで高校記録達成

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       引用:http://www.jaaf.or.jp/jro/48/schedule/

10/27に行われた、日本選手権リレーで、宮本が所属する洛南高が「和田遼・宮本大輔・井本佳伸・平賀健太郎」の走順で高校新記録の39秒57をマークして2位に入り決勝に進出しました。

5レーンの洛南高校は、洛南高OBの桐生祥秀が率いる6レーンの東洋大と真っ向勝負。残念ながら東洋大には負けましたが、見事2着に入りました。

従来の高校記録は、桐生が洛南高2年時に樹立した39秒64。5年後に後輩がそれも同じレースで記録を更新という、ちょっと感動的なシーンでした。

ダイヤモンドアスリートに認定

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