日本を東西に分けたとき、東日本と西日本の境目ってどこになるのだろうか?!
よくこんな疑問を抱いていました。これを読んでいる、あなたもそうではないでしょうか?
東京、または大阪について語る場合は、非常に簡単です。
東京は東日本で、大阪は西日本。
これを「違う!」という人は、おそらくいないでしょう。
しかし、名古屋ならどうでしょうか?
これは、かなり悩む人が多いと思います。
国語辞典や広辞苑を引いてみると、どちらも、東日本は「日本の東半分」、西日本は「日本の西半分」と記載されていて、その境目がどことは明らかにされていません。
「中部地方以東(西)」あるいは「中部地方を含めそれ以東(西)」と表現されており、中部地方がそもそもどちらなのか?という記載です、、、
そこで、本記事ではいろいろなパターンから東日本と西日本の境目を探そうと思います。
Contents
東日本と西日本の明確な境界線は定義されていない
最初に記載もしましたが、国語辞典や広辞苑などをみても、東日本と西日本の明確な境界線って定義されていなく、それが答えになります。
でも普段、東日本・西日本っていう言葉は、よく聞ききます。
企業によって、商品によって、スポーツによって、はたまた天気予報などによって色んな東西の分け方があります。
次からは、それぞれの場面から境界線を引いてみたいと思います。
電気の周波数(50Hz/60Hz)で東日本・西日本に分けるとどうなる?
電気の周波数での境界線は?
有名な東西の分け方として、電気の周波数が上げられるかと思います。
皆さんご存知の通り、電気の周波数が東西で異なっており、東側では50ヘルツ、西側では60ヘルツとなっています。
こちらは中部電力のHPに分かりやすい図と解説が記載されていたので引用させて頂くと、
日本は、静岡県の富士川と新潟県の糸魚川あたりを境にして、東側は50ヘルツ、西側は60ヘルツの電気が送られています。
との事です。下記がその図になります。
出典:中部電力
長野県の一部地域では50Hzと60Hz混在している箇所もあるようです。
こちらを見ると、東日本が長野県より東、西日本が長野県を含めた西に分かれますね。
NTTとして東日本・西日本に分けると境界線はどうなる?
NTTの東日本と西日本の境界線
ここからは、大手企業の中で有名なものから順番に見て行きたいと思います。
まずは、数多くの方が利用しているNTT。
NTTには「NTT東日本」と「NTT西日本」があります。
それぞれの公式HPの各支店情報欄を見てみると、気になる中部地域では下記のような形となっていました。
西日本:愛知、岐阜、静岡、富山
東日本:長野、新潟、山梨
地図に記載すると下記のような感じです。
甲子園の東西対決抽選方式(2006年に廃止)で東日本・西日本に分けた場合
2006年まで、甲子園では隣接県同士の対戦を避けるための抽選方式が取られていました。
で、その境目となっていたのが下記。
東ブロックの境目-富山・岐阜・愛知・三重
西ブロックの境目-福井・滋賀・奈良・和歌山
地図上に記載すると下記のような感じです。
天気予報&気象庁の東日本と西日本の定義
最後に天気予報という分野で気象庁での東西の境界線はどこかを調査してみました。
公式HPから抜粋すると下記のように定義されているようです。
東日本:関東甲信、北陸、東海地方。
西日本:近畿、中国、四国、九州北部地方、九州南部。
地図上に記載すると下記のような感じです。
最後に:東日本と西日本の境目はどこ?
今回は、東日本と西日本の境界線に関して、明確な定義がない中で様々な角度からどの部分が東西の境界線になるのかを調査してみました。
結果的には東日本・西日本と分けるのはいろんな定義が元となって複数正解はありそうです。
そんなにないとは思いますが、東日本と西日本で分けて表現しなければいけないという場合、今回紹介した内容を参考にしていただければと思います。