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人工知能AIを駆使したサービス「ChatGPT(チャットGPT)」とは? | 始め方や使い方、できること、日本語対応について紹介

本記事は、人工知能AIを駆使したサービス「ChatGPT(チャットGPT)」について紹介します。

ChatGPTとは?

ChatGPT(ジーピーティー)とは、アメリカのOpen AI社が開発した、人工知能(AI)を使ったチャットサービスのことです。

人間の質問に対して、まるで人間のように自然に答える技術を搭載しており、自然な会話ができることで話題となり、利用者が急増しています。

2023年には米Microsoft(マイクロソフト)が、開発元のOpenAIに対して、数十億ドル規模の投資を行う方針を示し、2月には生成系AI機能を搭載した最新の検索エンジン「Bing(ビング)」を発表。今後成長性の高い「生成系AI」として注目を集めています。

ChatGPTの仕組み

ChatGPTは、大規模言語モデル「Large Language Models(通常:LLM)」という大量のテキストデータを自然言語処理するアルゴリズムによって動く仕組みです。

LLMのアルゴリズムによって、まるで人が書いたような自然な文章を生成することが可能になっています。

また2023年3月からは、性能が大幅にグレードアップした大規模言語モデル「GPT-4」が利用可能となっています。

ChatGPTを使ってできること

ChatGPTでできることは多岐にわたっています。

質問に対しての回答だけでなく、文章の作成や添削、校正、膨大なテキストを要約することが可能です。

その他にも小説を書いたり、プログラミング、表計算ソフトの関数を記述したりすることもできます。

ChatGPTの正確性は?

高性能のAI技術を用いたChatGPTだが、質問に対して誤った回答を行ったり、専門性を担保できない点において、その正確性については議論の余地が、まだあります。

ChatGPTを有効活用するうえでは、やはり人間によるファクトチェック(事実確認)が、現時点では必要であると言えます。

ChatGPTの料金は?無料で使える?

ChatGPTは基本無料で利用できます。

なお、「ChatGPT Plus」という月額20ドル(約2,650円)のサブスクリプションプランを利用すれば、ピーク時でもChatGPTへ容易にアクセスできるほか、応答時間の短縮や新機能や改善点のアップグレードへ優先的にアクセスする権利が得られます。

一方でOpenAIは「私たちは無料ユーザーを愛し、ChatGPTへの無料アクセスを提供し続ける。このサブスクリプション価格を提供することで、できるだけ多くの人に無料アクセスを提供できる」と、今後も無料プランは継続していく考えを示しています。

ChatGPTは日本語に対応している?

ChatGPTの基本言語は英語となっているが、サイトのアカウント登録を行ったあとであれば、日本語でチャットを行うことが可能となっています。

ChatGPTのツール自体を日本語の設定にはできないものの、実際に利用する場合は日本語で質問すれば、日本語で回答が返ってきます。

ChatGPTの始め方・インストールの必要は?

ChatGPTはオンラインで利用するサービスのため、アプリをインストールする必要はありません。

OpenAI社の公式HPから、メールアドレスなどの必要情報を入力してサインアップをすれば、無料アカウントをすぐに作成できます。

ChatGPTの使い方

ChatGPTのアカウントを作成したら、まずは気になることや分からないことを質問してみましょう。

新たな要望を送信するときは、+ボタンを押して新規スレッドを作って質問するだけです。

文章やメールの作成など様々な用途で活用するのも良いでしょう。

ChatGPTの問題点は?

ChatGPTにおける問題点は前述でも紹介しましたが、質問によっては不正確な情報や信頼性の低い情報を生成することがあります。その点に注意が必要です。

また、ChatGPTの使用にあたってはイタリア当局が、同サービスのデータ収集が個人情報保護法に抵触する可能性があるとして、一時的なアクセス停止の処置を行っています。ユーザーの年齢確認にも不備があることなども懸念点として示されています。