駅伝・マラソン

【2020箱根駅伝経由東京オリンピック行き】各大学4年生の進路・就職先一覧。実業団に進む選手は?

お正月の風物詩といえば、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝!!

毎回いろんなドラマがあり、凄い見ごたえがあります。そんな駅伝を観ていたら気になるのが、2020年3月(2019年度)に大学を卒業する4年生陸上長距離部員の進路です。

大概の大学生ランナーの目標は、箱根駅伝だと思いますが、あくまで箱根駅伝は通過点で世界と戦うことを目標としているランナーもいます。

今回はそんな各大学の有力ランナーの4年生の進路先をまとめます。

東京オリンピックまで半年。次のオリンピックまで4年半。

先のようであっという間にやってきます。今年活躍した4年生達がオリンピックのトラック・マラソンで走って活躍してほしいなと思います。

2019-20シーズン、特に気になるのは東海勢(關・鬼塚・館澤・阪口など)、東洋相澤、明治阿部の進路でしょうか?!

出雲駅伝2019・全日本大学駅伝2019・箱根駅伝2020と沸かせてきた選手たちの実業団での駅伝・長距離での活躍が楽しみです。卒業後の箱根ランナーたちに注目です!

箱根駅伝2020 4年生の進路・就職先 実業団に進む選手は?

東海大学

・館沢亨次 DeNA
・鬼塚翔太 DeNA
・小松陽平 プレス工業
・阪口竜平 SGH
・關 颯人 SGH
・郡司陽大 小森コーポレーション
・西川雄一郎 住友電工
・中島怜利 大阪ガス
・松尾淳之介 DeNA
・高田凛太郎 プレス工業
・羽生拓矢 トヨタ紡織
・木村理来 愛三工業

>>1500メートル日本王者の東海大・館沢亨次主将がDeNAへ

青山学院大学

・鈴木塁人 SGH
・生方敦也 スバル
・中村友哉 大阪ガス
・吉田祐也 ブルボン(競技引退?)
・竹石尚人 留年?
 

東洋大学

・相澤 晃 旭化成
・今西駿介 トヨタ自動車九州
・定方 駿 マツダ
・渡邉奏太 サンベルクス
・小室 翼 愛知製鋼
・中村 駆 トーエネック

>>学生NO1長距離ランナー 東洋大の相沢晃が旭化成へ

駒沢大学

・山下一貴 MHPS
・中村大聖 ヤクルト
・中村大成 富士通

帝京大学

・岩佐壱成 大塚製薬
・島貫温太 GMO
・小森稜太 NTN
・平田幸四郎 SGH

法政大学

・佐藤敏也 トヨタ自動車
・坪井 彗 コニカミノルタ

國學院大學

・浦野雄平 富士通
・青木祐人 トヨタ自動車
・土方英和

順天堂大学

・藤曲寛人 トヨタ自動車九州
・橋本龍一 プレス工業
・野田一輝 中電工
・難波皓平 小森コーポレーション

拓殖大学

・赤崎 暁 九電工
・中井慎吾 セキノ興産

中央学院大学

・横川 巧 JR東日本

中央大学

・舟津彰馬 九電工
・田母神一喜 阿見アスリート

早稲田大学

・太田智樹 トヨタ自動車
・新迫志希 中国電力

日体大

・中川翔太 安川電機
・山口和也 中国電力
・廻谷 賢 サンベルクス
・森田諒太 NTT西日本

日大

・阿部 涼 YKK

東京国際大学

・伊藤達彦 HONDA
・真船恭輔 八千代工業
・相沢悠斗 コニカミノルタ
・山瀬大成 安川電機

神奈川大学

・荻野大成 旭化成

明治大学

・阿部弘輝 住友電工
・中島大就 中国電力

2019年10月進路内定

10月に入り、多くの企業で来春に入社予定の学生の内定式が行われた。箱根駅伝を目指す関東の大学も4年生の進路がほぼ固まり、昨季の箱根で念願の初優勝を遂げた東海大の「黄金世代」は大挙12人が実業団で競技を続ける。学生NO1の東洋大エース・相沢晃は名門の旭化成へ。箱根路の先に世界を見据えるトップランナーの進路予定を特集する。

箱根駅伝まで3か月を切った。学生最後の大勝負を終えた4年生ランナーは、次のステージに向かう。1日には多くの企業で内定式が行われ、有力選手たちは実業団チームを持つ企業への入社が内定した。

16年4月、前年の全国高校駅伝「花の1区」(10キロ)で区間賞を獲得した関颯人を筆頭に、同区上位6人中5人が東海大に入学。同6区2位の中島怜利らを含め同じ学年のトップクラスが一つのチームに集結した。それから4年。同じチームで切磋琢磨(せっさたくま)した「黄金世代」は大挙12人が実業団という新たなステージに進む。

主将の館沢亨次、スピードランナーの鬼塚翔太、スタミナタイプの松尾淳之介はそろってDeNAへ。日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトの瀬古利彦リーダーがエグゼクティブ・アドバイザーを務めるDeNAは18年に駅伝競技から撤退し、各選手が得意とする種目に集中して取り組む方針を決定。17、18年の日本選手権1500メートルで優勝した館沢は1500メートル、あるいは5000メートルに特化して世界を目指すことになりそうだ。

今年の日本選手権3000メートル障害優勝の阪口竜平、長野・佐久長聖高時代から世代トップを走ってきた関はSGHに入社する。同社には青学大の鈴木塁人主将、帝京大の平田幸四郎も加わる。SGHは今年のニューイヤー(全日本実業団)駅伝で33位にとどまったが、今後、充実した新戦力によって躍進が期待される。

今年の箱根駅伝8区で22年ぶりに区間新記録を更新し、金栗四三杯(MVP)を獲得した小松陽平は高田凜太郎とともにプレス工業に入社。郡司陽大は駒大出身の兄・貴大が所属する小森コーポレーションに進む。千葉・八千代松陰高時代は世代トップクラスながら大学では苦戦中の羽生拓矢はトヨタ紡織で再起を図る。

他校では、事実上の“ドラフト全体1位”といわれる東洋大エースの相沢が旭化成で世界を目指す。日本選手権5000メートル5位、1万メートル4位でいずれも学生トップ。学生NO1ランナーは多くの実業団から勧誘を受けた中で、宗茂・猛兄弟、谷口浩美ら世界レベルのマラソンランナーを輩出した旭化成で競技を続ける。

相沢はロードでも抜群の強さを誇る。今年の箱根駅伝4区で1時間0分54秒の区間新記録をマーク。正式な区間記録を1分27秒も更新したばかりではなく、1999年にほぼ同じコースを1時間0分56秒で走破した駒大・藤田敦史(現コーチ、マラソン元日本記録保持者)が持っていた実質の区間記録も2秒破った。1万メートルで出場を目指す東京五輪の後、21年の米国ユージン世界陸上、さらには24年のパリ五輪ではマラソンで出場を狙う。日本長距離界の名門ながら東京五輪マラソン代表選考会(MGC、9月15日)に選手を送り込めなかった旭化成にとっては待望の新戦力となる。

今年の箱根5区で区間賞を獲得した国学院大の浦野雄平は、MGC優勝でマラソン日本代表に内定した中村匠吾、MGC7位の鈴木健吾らが所属する強豪の富士通で成長を期す。MGC2位で代表内定の服部勇馬ら好選手が所属するトヨタ自動車には法大の佐藤敏也、国学院大の青木祐人、早大の太田智樹が入社する。愛知高出身の佐藤と青木は再びチームメートになる。

1万メートルで日本人学生歴代13位の27分56秒45の好記録を持つ明大の阿部弘輝は住友電工へ進む。中大の田母神一喜は阿見アスリートクラブ、舟津彰馬は九電工で、それぞれ得意のスピードに磨きをかける。

箱根駅伝は「世界で通用する選手を育成する」という理念を掲げ、1920年に創設された。現4年生は、ちょうど、その100年後に卒業する。「箱根への道」はあくまで助走。「箱根からの道」でこそ真価が問われる。(竹内 達朗)

◆明大・三輪、青学大・吉田らは引退

実業団で世界を目指す選手がいる一方で、大学卒業を区切りに競技生活を終える選手もいる。今年の箱根駅伝4区で7位と好走した明大の三輪軌道は日本有数のテーマパークを運営する企業に就職予定。昨年の全日本大学駅伝5区区間賞で青学大の優勝に貢献した吉田祐也は大手食品メーカーから内定を得た。それぞれ新たな“道”を全力で走る。

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引用:報知新聞

さいごに:箱根路を沸かせた大学4年生の進路に幸あれ!

2020年度の新入社員として、2021年のニューイヤー駅伝を走る選手がでてくるのが楽しみです。そしてオリンピックで活躍する選手が出るのを楽しみに待ってます。