陸上競技

【2020 ダイヤモンドリーグ(DL)】開催日決定 →COVID19により日程変更 | スピーディーな大会を目指し種目数減少。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で延期されている2020年のダイヤモンドリーグは新日程で行われることになりました。

2020 ダイヤモンドリーグ(DL)

発表された2020年の新日程は、8月11日にフィンランドのトゥルクで開催される、コンチネンタルツアー・ゴールドで再開します。

10月17日に中国で行われるダイヤモンドリーグで2020年シーズンは終了となる予定になります。

これに対し、セバスチャン・コー会長は、

「最優先事項は、選手の健康と安全。次の優先事項は、選手たちの収入を確保。そのために国際大会を開催する方法を見つけること」

とコメントしています。そして、

「簡単なことではないが、8月から10月までの間に、賞金を獲得し、来年の東京オリンピックに向けトレーニングの成果を確認できるよう、しっかりとしたシーズンを選手たちに提供したい」

とも言っています。

ダイヤモンドリーグは11大会が行われる予定でしたが、ラバト(モロッコ・5/31)、ロンドン(イギリス・7/4)、チューリッヒ(スイス・9/9~9/11、決勝戦)は中止。

ワールドアスレティクス(WA・世界陸連)は、トレーニングや移動機会の不公平性を考慮しポイントを制を実施せず、チューリッヒでの決勝戦は行わないとしています。

各大会の形式や実施される種目は、大会の2カ月前に大会主催者から発表されます。

また、コンチネンタルツアー・ゴールドは8大会が行われることに。東京(日本)と南京(中国)での大会日程は現在未定となっています。

2020 ダイヤモンドリーグ(DL)「新」日程

8月11日:フィンランド・トゥルク
8月20日:ハンガリー・セーケシュフェヘールバール
9月2日:スイス・ローザンヌ
9月4日:ベルギー・ブリュッセル
9月6日:フランス・パリ
9月17日:イタリア・ローマ/ナポリ
9月19日:中国・上海
10月4日:アメリカ・ユージーン
10月9日:カタール・ドーハ
10月17日:中国・会場未定

2020 コンチネンタルツアー・ゴールド「新」日程

8月14日:モナコ
8月16日:イギリス・ゲーツヘッド
8月23日:スウェーデン・ストックホルム
9月6日:ポーランド・シレジア
9月8日:チェコ・オストラバ
9月15日:クロアチア・ザグレブ
9月26日:ケニア・ナイロビ
※東京(日本)と南京(中国)の日程は未定

(参考)2020 ダイヤモンドリーグ(DL) 変更前

IAAFは、2020シーズンのダイヤモンドリーグ(DL)の開催日を決定しました。

2020年のダイヤモンドリーグは14の大会とfinalになります。

主な変更内容は、90分間の国際放送時間枠におさまるように競技プログラムが組まれることです。

ダイヤモンドリーグ理事会のセバスチャンコーは次のように述べています。

「ダイヤモンドリーグは私たちのショーウィンドウであり、放送局とパートナーにとって商業的に魅力的な高速でアクション満載のフォーマットで新しいファンを引き付けたいと考えています。このアプローチは、当社の新しいタイトルスポンサーであるワンダによって既に承認されています。

そんため、現在の32分野からの圧縮がされます。

(参考)2020 ダイヤモンドリーグ(DL) 変更前日程

4/17(金) – カタール ドーハ
5/10(日) – 中国 上海
5/16(土) – スウェーデン ストックホルム
5/24(日) – イタリア ローマ
5/28(木) – モロッコ ラバト
5/31(日) – アメリカ ユージン
6/ 7(日) – ノルウェー オスロ
6/11(木) -13(日) – フランス パリ
7/ 4(土) – イギリス ロンドン
7/10(金) – モナコ ヘラクリス
8/16(日) – イギリス ゲーツヘッド
8/20(木) – スイス ローザンヌ
9/ 4(金) – ベルギー ブリュッセル
9/11(金) – スイス チューリッヒ

(参考)2020 ダイヤモンドリーグ(DL) 実施種目

2020 DL

・100m、400m、800m、1500m、3000m、110mH/100mH、400mH、走幅跳、走高跳、棒高跳、砲丸投、やり投
→ DL6大会開催+DLファイナル

・200m、3000mSC
→ DL5大会開催+コンチネンタルツアー

・円盤投、三段跳
→ コンチネンタルツアーがメイン+DL1大会開催

・ハンマー投
→ コンチネンタルツアーがメイン

2020 ダイヤモンドリーグ(DL) 実施種目の変更点

種目
2019年
DL
2020年
DL
備考
200m
7大会
5大会
DL finalなし
3000mSC
7大会
5大会
DL finalなし
三段跳
7大会
1大会のみ
DL finalなし
円盤投
7大会
1大会のみ
DL finalなし
5000m
7大会
3000mで
7大会
finalも開催

参考ページ:https://www.worldathletics.org/competitions/diamond-league/news

2020年主要 陸上競技大会の賞金

大会
1位
2位
3位
合計
ダイヤモンド
リーグ
男女16種目
$1万
$6千
$4千
$3万
ダイヤモンド
リーグ
final
男女12種目
$5万
$2万
$1万
$10万
コンチネンタル
ツアー
core
$6千
$4.5千
$3千
$2万
コンチネンタル
ツアー
その他
$3千
$2.25千
$1.5千
$1万

ダイヤモンドリーグとは?!

(※↓は2019年度のはなし)

ダイヤモンドリーグはIAAF(国際陸上競技連盟)が主催する単日、または2日間開催では最高カテゴリーの競技会シリーズです。

2010年に発足し、2016年までは年間総合ポイントで各種目のツアーチャンピオンを決定していました。

2017年からシステムが変更され、ファイナル大会出場者を決めるクオリファイリング大会として12大会を実施し、16種目ずつを行うファイナル2大会の優勝者がダイヤモンドリーグ(年間)優勝者となるチャンピオンシップ形式になりました。

各クオリファイリング大会の種目別賞金は3万ドル(1位1万ドル~8位1000ドル)で、各種目は年間4~6大会で実施されます。

各大会のポイント(1位8点~8位1点)合計の上位選手がファイナル大会に進出(種目によって異なり7人または8人、または12人)。

ファイナル大会の種目別賞金は10万ドル(1位5万ドル~8位2000ドル)で、年間優勝者には賞金5万ドルとダイヤモンド入りトロフィーが贈呈されるのに加え、今年9月開幕の世界陸上への出場権が与えられます。

ほとんどの種目が予選なしの一発決勝で行われるため、緊張感あるレースがスピーディーに続きます。

また、オリンピックや世界陸上のように1種目3人という国毎の出場人数制限がないため、ジャマイカ、アメリカ勢が揃う短距離種目や、アフリカ勢が多数出場する中・長距離種目など、五輪&世界陸上よりレベルが高くなるケースが多々あります。

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