駅伝・マラソン

【2017 高校駅伝】5000m14分台を毎年多く出す「学法石川高校」の練習方針は?!そして都大路で爆走するか?!

2016年は同世代最強ランナー遠藤日向が在籍し、ここ数年、毎年のように14分台を多く多く排出するようになった、学法石川高校。

ふとある記事に、練習方針が書いてあったので紹介します。

監督は中央大学で活躍した、松田和宏氏

元早稲田の監督で現在住友電工の監督をしている渡辺康幸氏の箱年現役時代を知っている人は、覚えているかと思います。

早稲田の渡辺康幸、山梨学院のステファン・マヤカ、中央の松田。

よくこの3人で、出雲の6区、全日本の8区、箱根の2区を争ってました。

そんな、中央の松田氏が現在、監督を務めるのが学法石川高校です。

練習方針は。

高校長距離界で、2016年度に大活躍したのが、学法石川の遠藤日向です。

遠藤は東京オリンピックを目指し、大学に進学せず、渡辺康幸が監督の住友電工に進み、2017年の日本選手権1500mで2位に入りました。

そんな遠藤の記事に、こんな記載がありました。

 松田監督の方針もあり、遠藤は高校時代はロードでの練習や距離走をほとんどやっていない。学校近くのクロカンコースとトラックでの練習で鍛えられた、生粋のトラックランナーだ。そんなバックボーンもあり、本人もトラックでの五輪にはこだわりを見せている。
引用:Number Web

なるほど〜。トラックで好記録をたくさん出して、都大路ではまだ結果がちょっと出ないのは、ここから来ているのかなと感じました。

どうしても、アスファルトは疲労・ダメージが蓄積するので、怪我するリスクを減らして、練習を積むのにはクロカンは最適です。

ただ高校生のうちにロードの経験が少なくなるだけ。そんなもん後でいくらでも積めるだろうし、伸び盛りの時期に怪我して、鍛錬できないほうが、よっぽどもったいない。

別にこれが良い悪いとかでなく、なんとなく都大路の成績が持ちタイムとリンクしていなかったので、いつも不思議に思ってました。これで少し理由が分かった気がします。

でも毎年、優勝候補にいるので、是非都大路で勝つ姿を観たいです!!!!

関連記事:2017年高校駅伝。今年の優勝するチームはどこか?!検討してみました

2017年も都大路に出場

無事、福島大会を制し、9年連続の出場権をもぎ取りました。

1位 2時間07分17秒 学法石川
2位 2時間10分13秒 田村
3位 2時間17分30秒 会津学鳳

1区 30:05 半澤黎斗(3)
2区 08:30 久納碧(3)
3区 25:03 櫛田佳希(2)
4区 25:01 芳賀宏太郎(3)
5区 08:41 松山和希(1)
6区 15:07 加藤広之(3)
7区 14:50 小指卓也(2)

メンバー選考すら困難な層の厚さ。東北大会・都大路では恐らくこのオーダーで走ってない可能性は高いです。

関連記事:【2017 高校駅伝】都道府県・各地区大会の結果速報

14分台ランナーが30人

2017年度の部員は54人。そのうち30人が14分台(11/12現在)をマークしています。この層の厚さは異常です。

3年生
14分03秒21 半澤黎斗
14分12秒78 芳賀宏太郎
14分15秒89 久納 碧
14分33秒20 加藤広之
14分38秒88 吉田勇大
14分40秒69 阿部拓弥
14分41秒77 大須賀啓悟
14分42秒71 小川圭斗
14分39秒59 近藤聖人
14分45秒41 武藤晴夏 

2年生
14分18秒51 櫛田佳希
14分22秒96 小指卓也
14分30秒57 中澤雄大
14分34秒89 國分駿一
14分36秒91 横田俊吾
14分40秒92 西槇優祐
14分42秒85 宗像聖
14分49秒80 関根大地
14分50秒22 小玉歩葵
14分50秒42 佐久間雄也
14分51秒62 古川道斗
14分52秒13 大塚稜介
14分54秒29 相原琢人
14分55秒86 岩谷 翼
14分58秒31 鈴木雄翔

1年生
14分16秒35 松山和希
 
14分41秒24 高槻芳照
14分52秒25 長谷部慎
14分54秒64 吉田陵雅
14分57秒14 金澤宏哉

日体大記録会で自己ベスト連発

福島県大会、東北大会を終えて、東北大会を走った選手以外は、日体大記録(17.11.12)に挑戦しました。その結果、5000mで大量の自己ベスト連発です!

14:12.78 芳賀宏太郎 PB
14:15.89 久納碧   PB
14:16.35 松山和希  PB
14:18.51 櫛田佳希  PB
14:31.27 小指卓也
14:34.89 國分駿一  PB
14:40.92 西槇優祐  PB
14:40.99 近藤聖人
14:41.24 高槻芳照  PB
14:42.71 小川圭斗  PB
14:49.80 関根大地  PB
14:50.78 武藤晴夏
14:52.25 長谷部慎  PB
14:52.31 大塚稜介
14:55.55 古川道斗
14:56.71 相原琢人
14:58.20 金澤宏哉
14:58.31 鈴木雄翔  PB

恐らくもう一度11月下旬から12月上旬に記録会に出ると思われます。そこでどこまで記録を伸ばせるか楽しみなチーム状況です。

福島駅伝で好走!

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