日本でもとうとう配信された、世界中で話題になっている位置ゲーこと『ポケモンGO』。
今回は、みんな不思議に思っている『Pokémon GO』の「 e 」の上についてるチョンマークについてです。一体、なんなんでしょうか??あのチョンマークは??
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『Pokémon GO』の「 é 」にチョンマークがある
日本より先に、国外で話題になっていた「Pokémon GO(ポケモンGO)」がとうとう日本でも解禁されました。
Pokémon GO is now available in Canada! Discover and capture Pokémon all around you. pic.twitter.com/uTXwIk85IZ
— Pokémon GO (@PokemonGoApp) 2016年7月17日
世界中で大フィーバーしている『Pokémon Go』ですが、この英語表記を見て「あれっ??」と思いませんでしたか?
それは「 é 」の上に付いているチョンマークのことです。
専門的には「アキュート・アクセント」と呼ぶ
このチョンマークですが、専門用語的には「アキュート・アクセント( ´ )」と呼びます。
アキュート・アクセント (´) は、鋭アクセントともいい、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、カタルーニャ語、イタリア語、ポーランド語、チェコ語、スロバキア語、セルビア・クロアチア語(セルビア語のラテン文字表記・クロアチア語・ボスニア語)、ギリシャ語、アイルランド語、ウェールズ語、アイスランド語、ベトナム語、ハンガリー語、トルクメン語など、おもにラテン文字を用いる言語の表記に用いられるアクセント符号で、ダイアクリティカルマークの一種。
「アキュート・アクセント」は、アクセントとして付けるときもあったり、発音の区別のためにつけたりといろんなときに使われます。
今回の「Pokémon GO」ではどんな意味で使われているのでしょうか??
答えは、「エ」と読ませるためにアキュート・アクセントをつけています。
「Pokemon」はなんて読む?
「ん?『Pokemon』はどう読んだった『ポケモン』でしょ??」と思われると思いますが、英語圏の人は「ポケモン」とは読んでくれません。
『ポゥキモン』
。。。と読んでしまいます。苦笑
えっ?!と思いますが、これがホントです。
「 e 」は英語表記の中でも、頻繁に使われるアルファベットです。しかしほとんどが「あいまい母音」として適当な発音をします。
そして、ちゃんと発音するときは「e(エ)」か「i:(イー)」の発音になります。
「 e 」は「エ」と発音してほしいのに「イー」と発音される
傾向として、語頭(単語の頭)にくる場合は「egg(卵)」「end(終わり)」のように「 e 」を「エ」と読むことが多いです。しかし「English」みたいに「i(イ)」と発音することもあります。
逆に語尾(単語の最後)に「 e 」が来るときには「i:(イー)」と読むことが多いです。
例えば。
・Chie(チエ)→ チー
・Karaoke(カラオケ)→ キャラオゥキー
全て日本語ですが、 本来読んでほしい「エ」の発音ではなく「イー」の発音で読まれます。
英語圏の人達は、単語の最後の「 e 」を「エ」と読むのは、かなりマレです。
「エ」と読んでもらうためにはマークが必要
というわけで、ふつうに読むと「イー」と読んでしまう部分を、あえて「エ」と読んでもらうには記号が必要になります。
それが「アキュート・アクセント」です。
「Pokemon」がこれにあてはまります。この例では語尾ではありませんが、ふつうに読むと「ポゥキモン」と発音するはずです。
ぼくもこれが日本語だと知らされてなければ「ポゥキモン」と読んでいたと思います。もしくは「poke(つっつく)」という単語に引っ張られて、「ポゥクモン(poukmon)」と読むかもしれません。
「なんで??」と言われると説明が、非常に難しいのですが、こういう並びのときには「エ」と発音する例がないからです。
さいごに
ということで、「Pokémon」の「 é 」のチョンは、ふだんの読み方「イー」とは違う「エ」という読み方だよという印でした。これがないと英語圏の99%の人は「イー」と読みますので知っておくと便利です。