今回は錦織・杉田・西岡、そして大坂なおみ等が出場予定のマイアミ・オープン(ATP1000)について紹介していきます。
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ATPワールドツアー・マスターズ1000とは?!
まず、ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)とは、ATP(男子プロテニス協会)が運営するテニス競技大会の規格名称です。グランドスラム(GS)・ツアー・ファイナルに次ぐ、大きな大会となっています。
現在は、世界中で年”9″大会開催されており、各大会の優勝者にはATPポイントが一律1000点与えられる為、略してATP1000とも言われたりします。そして優勝すると1000ptsも入るわけなので、ATPランキングに与える影響は非常に大きな大会です。
そしてATP1000は、前年のランキング上位30位までの選手に出場資格義務があり、不当な理由で欠場した場合は翌年に参戦できない事があります。その為、必然的にTOPプレイヤーが集結するレベルの非常に高い大会になります。(ただし選手の負担を考慮して、例外的にモンテカルロだけは出場義務がありません。)
また、以下の条件・実績を残した選手には出場義務が軽減されます。
✔ 通算600試合出場
✔ 年間12大会以上出場した年から12年プレー
✔ 満31歳に達すること。
上記の条件を1つ満たすごとに、1大会の出場義務が免除されます。また3つの条件すべてを満たした選手については、全大会の出場義務が免除されます。ちなみに錦織はまだ到達していません。
ATPのグレード
ちなみにATP大会におけるグレードは上からこのようになっています。
そしてこの下のカテゴリーに、チャレンジャーやフューチャーズがあります。
意外かもしれませんが、、、錦織はATP1000でまだ優勝したことがありません。あるのはATP500シリーズまでです。ATP1000では3度の準優勝、ツアーファイナルではベスト4、グランドスラムでは2014年全米オープン準優勝が最高となっています。
ATPポイント
ATP1000の大会に出場すると以下のようなポイントを獲得することができます。
マイアミ・オープンとは?!
さてここからが、本記事の本題です。ATP1000の大会「マイアミ・オープン」についてです。
マイアミ・オープンとは、毎年3月後半にアメリカ合衆国フロリダ州マイアミのキー・ビスケインで開催されるATP1000の大会のことで、毎年前週に開催されるBNPパリバ・オープンと共に、アメリカテニスの「春の祭典」と称されています。BNPパリバ・オープンと同時に連続で優勝することを「サンシャイン・ダブル」と呼ばれたりもします。
マイアミ・オープンは、1985年開催の比較的新しい大会です。2007年~2012年まではソニー・エリクソン・オープン、2013年~2014年はソニー・オープン・テニスと呼ばれていました。2015年〜2019年まではイタウ・ウニバンコが冠スポンサーを務め、Miami Open presented by Itaúと呼びます。BNPパリバ・オープンと違い、冠スポンサーがころころ変わる度に大会名が異なるので、開催地名に因んでマイアミ・マスターズ(Miami Masters)と呼ばれる事もあります。
コートはハードコートで、錦織は比較的得意としている大会で、過去の最高成績は2016年の準優勝です。
2014年はベスト4、第4シードで臨んだ2015年は、準々決勝でイスナーに敗れベスト8、そして2016年は第6シードで臨み、エルベール・ドルゴポロフ・バウティスタ・モンフィス・キリオスを撃破して、挑んだ決勝でジョコビッチに敗れ、準優勝に終わり、悲願のマスターズの優勝とはなりませんでした。
>>公式HP:http://www.miamiopen.com
優勝賞金
賞金総額:$ 7,972,535
開催要項
日程:2018年3月20日〜4月1日
グレート:ATP1000
場所:アメリカ フロリダ州マイアミ キー・ビスケイン
コート:ハード
過去優勝者&準優勝者
2004年以降の優勝者は。
ここ最近ではジョコビッチが無類の強さを発揮していましたが、昨年は久々にフェデラーが優勝。この大会も最近はBIG4しか優勝者がいない状況。何気に意外なのは、ナダルが準優勝4回で優勝なしということです。
錦織の過去成績
前週のBNPパリバ・オープンと違い、錦織は比較的得意としている大会です。
2014年ベスト4、2015年&2017年はベスト8、そして2016年は準優勝。
マイアミ・オープンの視聴方法は?!
マイアミ・オープンは、今年からGAORAとDAZNで中継されます。
関連記事:錦織の試合を観るための方法 (ATPの大会を観るためには)
DAZN
引用:DAZN
ソフトバンクが非常に力を入れていた「スポナビライブ」がなくなり、そこから引き継いだ形なのが「DAZN」です。2016年頃から始まったサービスですが、今後こういう媒体が主流になっていくのだろうなと思うほど、凄い内容が充実しています。
「DAZN」はプロ野球11球団の試合中継、プレミアリーグ・リーガエスパニョーラの全試合中継、Bリーグなど、他競技も非常に充実しているので、スポーツが大好きで、いろいろな競技を観たい人には非常におすすめです。そして、これからますます発展していくサービス媒体だと思います。
もし完璧にスポナビライブを引き継いだなら、テニス関連は非常に満足いくものとなるはずです。
グランドスラムを覗いた、ツアーファイナルズにマスターズ(ATP1000)の全大会、ATP500シリーズを13大会中12大会放送されるはずです。
今まではATP1000を観るのには、GAORAしか選択肢がなかったのですが。。。DAZNが、明らかにGAORAを上回る放送内容となっています。更にグランドスラムも放送に組み込むなどして、WOWOWも食いそうな勢いです。
嬉しいことに、携帯がdocomoの人は月額980円と破格の料金になっています。これは非常に魅力です。他社からの顧客を奪いたいのが見え見えですが、スポーツ好きな人には魅力ある条件です。
✔ ATP500シリーズ:12大会(全13大会中)
✔ ATP1000シリーズ(マスターズ):9大会(全9大会中)
✔ ツアーファイナル
✔ グランドスラム:未定
✔ オンデマンドでネット配信も一部対応
✔ ネット放送(ストリーミング配信)
✔ 月額1750円(docomoユーザーは月額980円)
今なら30日間の無料体験のほか、ユーザー登録しなくてもスマホ・PCから無料中継の試合は視聴できるので、興味ある方はぜひ試しに観てみてください。
関連記事:DAZNをTVで観るのに必要な「Fire TV Stick」と「Amazon Fire TV」を比較してみた
GAORA
引用:GAORA
「GAORA」は、スカパーやケーブルテレビで放送しているスポーツチャンネルです。これまでATP1000のマスターズ以下の大会を放送していた最有力の媒体でしたが、2017年から「スポナビライブ」が37大会を放送することになり、GAORAの立ち位置がかなり怪しくなってきました。
テニスを観るために契約するのではなく、スカパーパックの1つとしてテニスも見られるという位置づけで考えると良いかと思います。
✔ ATPツアー20大会以上
✔ CS放送(スカパー)
✔ 月額945円(+スカパー基本料金)
2018年ドロー&結果
さいごに
いつマスターズを優勝してもおかしくない錦織。そして先週のバリパオープンを優勝した大坂なおみ。見どころ満載です。
関連記事(MS1):BNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ・マスターズ)について