陸上競技

【2019 ドーハ世界陸上】女子マラソンは過酷だった | 完走率58.8%と過去最低

2019年世界陸上ドーハ大会が開幕しました。

大会初日に行われた女子マラソン。環境的に非常に過酷なレースでした。

本記事ではその内容をまとめます。

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第17回世界陸上競技選手権大会

開催日:2019年9月27日(金)~10月6日(日)
場所:ドーハ(カタール)

女子マラソン結果

暑さを考慮し、異例となる23時59分スタートの“ミッドナイトマラソン”で女子マラソンが行われた。

レースは過去に類を見ない消耗戦となった。

現在のドーハは連日日中42、3度まで上がり、夜間も30度超え。

湿度は80~90パーセントの状況が続いており、一部では中止の可能性も報じられた女子マラソン。

国際陸連は最新の気象状況から30度以下に収まることを確認し、スタート約10時間前に、「女子マラソンを予定通り行う」と、異例の発表を行った。

それでもスタート時間の状況は気温32・2度、湿度73・3%。厳しい環境の中でレースはスタートした。

エントリー70人のうち欠場者が2人出て、68人がレースに臨んだが、気温が下がれば湿度が上昇する状況下で、脱水症状を発症し、途中棄権の選手が続出。

完走できたのは40人で、28人が途中棄権。

完走率は世界陸上のマラソンで初めて60パーセントを割る58・8%だった。

優勝したチェプンゲティッチ(ケニア)のタイム2時間32分43秒は07年大阪大会の2時間30分37秒よりも2分遅い歴代最遅記録だった。

谷本が入賞を果たした天満屋の武冨豊監督も「2度とこういうレースは走らせたくない。やっぱりちょっとキツい。気温も湿度も」と、神妙な面持ちで話した。

引用:デイリースポーツ