2017年・2018年のACL出場枠は、2016年11月の最後の最後の代表戦で何とか『3+1』を確保出来ましたが、2019年以降は今より代表戦のポイントが厳しくなります(30%→10%)。ACLでの各クラブでの活躍は必須と思っていたのですが、更に更に2021年以降は、代表戦のポイント比率が完全になくなることが決定しました。
これは現状のままだと、あきらかにまずいです。
Contents
ACLとは?!
ACLとは「AFCチャンピオンズリーグ」の略称です。「AFC Champions League」の頭文字を取ってACLと呼ばれています。
ACL歴代優勝チーム
ACL出場枠
アジアの東西別々で出場枠が決まっています。
ランキング |
(3回戦+2回戦と1回戦) |
AFC MAランキング
「AFC MAランキング」というAFCが独自に付けているランキングがあり、このランキングでACLの出場枠が決まります。ただ少々ややこしいです。
AFC MAランキングは「代表ポイント」と「クラブポイント」の2つからなり、代表国の強さとクラブの強さから判断されるます。そして割合は代表ポイントが30%、クラブポイントが70%となっています。
代表ポイント
代表ポイントは直近のFIFAランクのポイントによって決まります。
FIFAランキングとは、ある一定期間、ある一定の基準によって算出されたポイントが、高い順に付けられています。
そして代表ポイントは、AFC加盟国の中でトップの国のポイントを「30」とみなし、そこから各国のFIFAランクのポイントの割合に応じて代表ポイントが割り当てられます。
仮に韓国のFIFAランクのポイントが100でトップ、日本が70だった場合、韓国には代表ポイント「30」が付与され、日本はその7割なので「21」が付与されることになります。
クラブポイント
過去のACLとAFCカップの成績によってポイントが付与され、代表ポイントのときと同じくトップを「70」とみなし、そこから各国のポイントの割合によってクラブポイントが割り当てられます。
基本的に勝てば勝つほどポイントが付与されます。AFCカップのポイントはACLポイントの1/3です。算出方法は以下のようになってます。
✔ 勝利すると3ポイント、ドローで1ポイント、敗戦で0ポイント
✔ ベスト16進出、準々決勝進出、準決勝進出、決勝進出するごとに3ポイント
✔ 予選ステージとプレーオフはカウントされない
✔ 1カ国から複数クラブが出場している場合は、平均する
合算する
こうして算出した、代表ポイントとクラブポイントの合算した値による順位が「AFC MAランキング」となります。
2019年大会の出場枠選考からポイント比率が変わる
これまで各国のACL出場枠は、クラブチームのAFC主催大会における成績が7割、代表チームの成績が3割という比率でポイント化して決めていた。
今回変更になるのは、この比率だ。2019年と20年はクラブ9割、代表1割となり、20年と21年はクラブ10割となる。つまり、今後は代表の成績がACL出場権枠の決定に大きな意味を持たなくなるということだ。
17年と18年は、現行のシステムで決定している。日本のACL出場枠は、3チームがグループステージにストレートイン、1チームがプレーオフから参加する、「3+1」枠だ。だが、代表の比重が1割となる19年と20年の出場枠は15~18年の成績をもとに決定する。15年はG大阪が準決勝まで勝ち進み、16年は浦和とFC東京がグループステージを突破したものの、Jリーグの村井満チェアマンは、「17年は絶対に譲れない戦いだ」と危機感を強めた。
引用:yahooニュース
2019年シーズンの出場枠決定には、2015シーズンから2018シーズンまでの4年間の成績が対象となります。何気にすでに半分を終えている点を忘れてはいけません。
(修正)
どうも、2014〜2017シーズンの成績で決定することにいつのまにか変わっていました。。。
関連記事:2019/20年のACL。出場枠が2+2になる。。。いつのまにか対象が2017年までに変わっていた。
2015年シーズンは中国の広州恒大が、2016年シーズンは韓国の全北現代がそれぞれACLのタイトルを取っています。日本は特に2016年シーズン、ベスト8にひとつのチームも勝ち進めませんでした。。。
これらの成績が90%も占めるので、2017年シーズンと2018年シーズンのACLで、Jリーグ勢がどれだけ上位につけられるかが異常な程キーとなります。特に2017シーズンは、絶対に落とせない戦いになります。
今後のAFCポイント制度(東アジア地区)
2017・2018/出場枠:3+1
競技成績(2013~2016)/ポイント比 代表3:クラブ7
30% |
70% |
||||||||
26.311 |
70.000 |
||||||||
24.241 |
51.566 |
||||||||
15.922 |
56.797 |
||||||||
23.940 |
48.659 |
引用:AFC
2017・2018年の出場枠は2016年11月の代表戦をもって決まりました。日本は辛うじて最後の代表戦で中国を交わして、韓国に続いて2位を死守し、3+1枠をゲットすることができました。ただ2019年以降は。。。
2018ACL グループステージ案1
2018ACL グループステージ案2
2018ACL プレーオフ
2019・2020/出場枠:2+2
競技成績(2015~2018)/ポイント比 代表1:クラブ9
競技成績(2014~2017)/ポイント比 代表1:クラブ9
10% |
90% |
||||||||
7.055 |
80.425 |
||||||||
7.03 |
79.641 |
||||||||
7.807 |
75.657 |
||||||||
9.361 |
55.391 |
引用:AFC
2019年のACLの出場枠をかけて、2017年のクラブチームの結果が相当影響を及ぼします。2016/11/30現在は、韓国→中国→日本→豪州の順でスタート。
(追記)
2017年12/1発表のランキングで、2019・2020年の出場枠は2+2に確定しました。
グループステージ
(注:もしかしたらどこかで間違うかもしれません。正しくはAFCのサイトをご覧ください。)
(4チーム) |
(4チーム) |
(3チーム) |
(3チーム) |
|
2/21・22 |
勝点10 (平均2.5) |
勝点1 (平均0.25) |
勝点9 (平均3.0) |
勝点1 (平均0.33) |
2/28・3/1 |
勝点4 (平均1) |
勝点7 (平均1.75) |
勝点7 (平均2.33) |
勝点0 (平均0) |
3/14・15 |
勝点4 (平均1) |
勝点5 (平均1.25) |
勝点7 (平均2.33) |
勝点4 (平均1.33) |
4/11・12 |
勝点4 (平均1) |
勝点6 (平均1.5) |
勝点4 (平均1.33) |
勝点6 (平均2.00) |
4/25・26 |
勝点10 (平均2.5) |
勝点3 (平均0.75) |
勝点6 (平均2) |
勝点1 (平均0.33) |
5/9・10 |
勝点6 (平均1.5) |
勝点10 (平均2.5) |
勝点4 (平均1.33) |
勝点3 (平均1.0) |
勝点38 平均9.50 |
勝点32 8.00 |
勝点37 12.33 |
勝点17 5.66 |
グループステージが終了し、中国勢が圧倒的な強さ。逆に韓国勢が不振でしたが、最終節で少し盛り返しました。日本勢は例年よりかいいスタートを切りましたが、中国の猛襲・韓国の遺産で、現状2位を維持するのが厳しくなってきました。しかし、今後のためにも決勝トーナメントでポイントを稼いで欲しいです。
決勝トーナメント ラウンド16
✔ ●鹿島アントラーズ 2 – 2 広州恒大◯ (awayゴールの差)
✔ ◯川崎フロンターレ 7 – 2 ムアントン・ユナイテッド●
✔ ◯浦和レッズ 3 – 2 済州ユナイテッド●
✔ ●江蘇蘇寧 3 – 5 上海上港◯
ラウンド16は、日本と中国がそれぞれ2チームずつ準々決勝へ進出。韓国は0になったのでポイントを詰めるチャンスです。
決勝トーナメント 準々決勝
✔ ◯浦和レッズ 5 – 4 川崎フロンターレ●
✔ ●広州恒大 5 – 5 上海上港◯(PK戦の結果)
決勝トーナメント 準決勝
✔ ◯浦和レッズ 2 – 1 上海上港●
決勝トーナメント 決勝
✔ 浦和レッズ 2 – 1 アルヒラル
ラウンド進出ポイント
なんかAFCのサイトと少し、ポイントがズレています。どこで間違ったかよくわからないのですが、まぁこんな感じということでご了承ください。
もう一度書きますが、正しいのはAFCのサイトです。
2019年以降
・2019/出場枠:2+2
競技成績(2014~2017)/ポイント比 代表1:クラブ9
・2020/出場枠:2+2
競技成績(2014~2017)/ポイント比 代表1:クラブ9
・2021/出場枠:?+?
競技成績(2016~2019)/ポイント比 代表0:クラブ10
・2022/出場枠:?+?
競技成績(2016~2019)/ポイント比 代表0:クラブ10
関連記事:2017ACLの優勝賞金など賞金・報酬が判明。更に日本サッカー協会からの報酬も判明。