2017/10/2 更新
あなたは、毎日使う調味料にこだわっていますか?
前回の記事でも書きましたが、食材にはこだわっていても調味料に気を使っていないという人が多すぎるようです。
※前回記事参照:食材にこだわりがある人は62.8%もいるものの、調味料にこだわる人は31.2%しか居ません。
毎日使うということは、毎日体の中に蓄積していくということです。
それが栄養たっぷりの調味料ならいいですが、食品添加物などの化学物質まみれの調味料だったらどうでしょう?
大人ならまだしも、まだ体の出来上がっていない子どもならどうでしょう?答えは言わずともお分かりかと思います。
調味料の大切さについて考えるシリーズ第4弾は『油』です。
前回とりあげた醤油以上に毎日使う調味料だけに、選び方には本当に気をつけたいもの。良い油とはどんなものか、僕なりの見解をまとめました。
Contents
はじめに:油は身体に必要なもの
まず油が本当は体に必要なものだということを知っておく必要があります。
一般的には、「油は太る原因で、避けるべきだ」「太る原因だから体に悪いものだ」というイメージがあるかもしれません。しかし、実際そんなことはありません。むしろ油は人間に必要不可欠なものなんです。
なぜ必要か?
その答えは人間の細胞の構造にあります。
人間は60兆個もの細胞から成るといわれています。(他に37兆個、100兆個といろいろな説があり、正確な数ははっきりとわかっていません)
細胞のまわりには膜があり、活性酸素やウイルスなどの有害な物質から守るバリアのような役割を果たしています。これを「細胞膜」と呼び、細胞膜は油からできているのです。
さらに付け加えると、人間の脳は約60%が油でできています。タンパク質が「人間の命の材料」なら、油は「人間の命のバリア」とも言えます。
油がなければ、人間は機能維持ができないのです。
身体に悪い油とは?!
では、良い油と悪い油の違いは何なんでしょうか?
まず最初に悪い油とはどんなものか、僕なりの見解をご紹介したいと思います。
体に悪い油の代表例
ズバリ、最も危険なのは「酸化」した油です。
酸化というのは酸素と結びついて劣化した状態。
この状態の油を体に入れることは非常に危険。金属を錆びつかせ、もろくさせることに似ています。
酸化した油は人間の細胞を傷つける活性酸素の発生を促し、ガンなどの生活習慣病やアトピーを引き起こします。
どんなに良い油でも、酸化したものだけは避けるようにしてください。
特に気をつけたいのはスーパーのお惣菜(天ぷらや揚げ物)やファーストフード(ポテトやチキン)です。同じ油で何度も揚げていますので、酸素を多く含む・・・つまり極限まで酸化しています。
この油で揚げられたお惣菜やファーストフードがどういうものかは説明の必要はないでしょう。
市販の油の作り方
次にスーパーで売られている市販の油がどう作られているのかを知っておきましょう。
まず材料ですが、スーパーで売られているサラダ油の多くは主に菜種、大豆、トウモロコシ等から作られています。
これらの材料が有機栽培で作られたものであれば問題はないのですが、有機栽培の材料を使ってあの値段を実現することは不可能です。実際はアメリカ・カナダ・中国などで肥料や農薬を使って大規模農園で育てられた安価な作物を使用しています。
次に油にされるまでの過程ですが、
まずは収穫後、何日間もの航海で腐らないように大量の防腐剤をかけられて運ばれてきます。
日本に到着後に洗浄されますが。。。正直すべての農薬や防腐剤が落ちているかは怪しいものです。
洗浄後にはじめて油を絞りとられるわけですが、国内メーカーの多くはこの過程で劇薬を使用します。
この結果、化学反応を起こしてトランス脂肪酸が油中に含まれてしまうのです。
トランス脂肪酸は通称「狂った油」。
深刻な健康被害をもたらす油としてあまりにも有名ですね。つい最近アメリカでは使用が全面禁止されたほどの油ですが、なんと日本では容認されています。そのため、毎日使う油の中にも平気で含まれているんです。
トランス脂肪酸の混じった油が搾り出された後は、低温でも油が固まらないようにする「精製」という最後の過程が待っています。
この過程でもまた劇薬が数種類使われ、栄養がスカスカで不純物たっぷりな油のできあがりというわけです。
前述のスーパーのお惣菜やファーストフードがこの油を使って揚げていると考えると、ゾッとしてしまいますよね。
体に良い油とは?
では逆に、体に良い油とはどんなものなのでしょうか?
まずは製造法ですが、悪い油の真逆の方法で作られたものが理想。
つまり、オーガニックの原料で作られていることが第一で、酸化しないよう低温で搾り取り、かつ劇薬で処理を行わず、余計なものが添加されていないものを指します。
次に、摂るべき油の種類は「必須脂肪酸」と呼ばれる2種類の油、オメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸。
この2つの必須脂肪酸の種類はそれぞれ以下の通りです。
オメガ6系脂肪酸
主にリノール酸とアラキドン酸がこれに当たります。
大豆油、コーン油、紅花油、ごま油、菜種油などに多く含まれ、いわゆるサラダ油のことと考えていいでしょう。
オメガ3系脂肪酸
αリノレン酸、EPA、DHAなどが一例です。
αリノレン酸はしそ油やえごま油等に多く含まれ、EPAとDHAは魚の油として有名です。
油にも黄金比がある!
しかし、どんなに質の良い油でも摂りすぎは禁物。食べ物全般に言えることですが、何でもバランスが大事です。
この最適なバランスは油にも存在し、オメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸を4:1の割合で摂るのが良いとされています。
この比率の油を摂ることで、それまで摂っていた悪い油を洗い流し、細胞膜を健康な状態に保つことができます。
「悪い油は良い油で落とす」と覚えておいてください。
女性には化粧落としが分かりやすいでしょう。化粧品は油でできているので、水では落とすことはできません。そのため同じ油のクレンジングオイルで化粧を落としますよね?
油にもこれと同じことが言えるのです。
今まで体の中に蓄積した悪い油は、良い油を摂ることで落とすことが出来るのです。
おすすめを紹介する前に
今ならAmazonプライム会員の無料体験に登録するだけで、1ヵ月間無料でお急ぎ便・お届け日指定が使い放題・さらに送料無料のサービスを受けることができます。 (1ヵ月目以降でもたったの月額たったの325円)。
また、これから紹介する油も勿論全て対象品ですので、Amazonプライム無料体験に登録してから購入することで送料無料で手に入れることができるので是非登録してから購入することをおすすめします。
関連記事:Amazonプライム会員の特典メリット14個 全まとめ
おすすめの油
では以上を踏まえて、僕がおすすめする油をご紹介します。
これらの油は上記で紹介した条件を満たした油です。ちょっと値が張るかもしれませんが、美味しいですし、身体に入れるものは良いものを使いたいですね。
なたね油
オメガ9を多く含む「なたね油」も料理に最適です。いろいろなものに使えますし、なたね油の主成分は日本人に不足がちな不飽和脂肪酸n9系オレイン酸です。また酸化に強く加熱向きの脂肪酸です。
>>なでしこ健康生活の【なたね油】の公式サイトへいく。
さいごに
今回は『油』についてお送りしました。
醤油以上に料理に使うものですから、本当に大事にしたい調味料です。
それくらい使用頻度の高いものですので、これを変えるだけでもだいぶ違うのではないかと思います。
ご参考にしていただければ幸いです。