駅伝・マラソン

【2017 箱根駅伝 復路】青山学院が3連覇&3冠達成。復路も制して完全優勝。

2017/1/4 更新

青山学院の往路優勝でスタートした2017年箱根駅伝が終わりました。終わってみれば青山学院の強さが際立った大会でした。

関連記事:【2017 箱根駅伝 往路】青山学院が往路優勝。3連覇へ好発進。

それでは結果をどうぞ〜〜!

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総合結果

1位 青山学院 11:04:10
2位 東洋大学 11:11:31
3位 早稲田大 11:12:26
4位 順天堂大 11:12:42
5位 神奈川大 11:14:59
6位 中央学院 11:15:25
7位 日体大  11:15:39
8位 法政大学 11:15:56
9位 駒澤大学 11:16:13
10位 東海大学 11:17:00
11位 帝京大学 11:20:24
12位 創価大学 11:20:37
13位 大東文化 11:23:45
14位 拓殖大学 11:24:22
15位 上武大学 11:24:45
16位 國學院大 11:28:44
17位 明治大学 11:29:17
18位 山梨学院 11:29:17
19位 日本大学 11:30:29
20位 国士舘大 11:49:18

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各区間結果

6区

1位 秋山清仁  日体大  58:01
2位 小野田勇次 青山学院 58:48
3位 佐藤敏也  法政大学 58:52
4位 鈴木祐希  神奈川大 59:46
5位 樋口 陸  中央学院 59:49

6区はなんといっても、日体・秋山の区間新でしょう。MVPもゲットしました。

13位から一気に7位まで順位を上げてきました。6区もここまで突き抜ければ、山登り同様大幅アップ出来るます。青学・小野田もさすがの走りでした。2年連続この走りだと、安心して来年・再来年も任せられます。来年は区間新・57分台目指して欲しいです。中央学院の樋口も怪我明けで60分を切ったのはさすがでした。

7区

1位 石橋安孝  東海大学 1:04:42
2位 城越有星  日体大  1:04:45
3位 井戸浩貴  早稲田大 1:04:53
4位 中平英志  神奈川大 1:04:56
5位 細川翔太郎 法政大学 1:05:01

まず驚いたのが、青学・田村の失速。余裕で区間賞取るかと思っていたのですが、脱水症状気味で最後はフラフラに。それでもキロ3分30秒かかることなかったのと、15キロ以降からの失速だったことから大怪我にはなりませんでした。結局、区間11位で区間賞からは1分以内。ブレーキにならずに良かったです。

区間賞は東海の石橋でした。10位まで1分以内まで上げてきました。1年生達の遅れを上級生がカバーする典型的にパターンになりました。さすが上級生という走りでした。

8区

1位下田裕太 青山学院 1:04:21
2位大塚 倭 神奈川大 1:06:25
3位米満 怜 創価大学 1:06:33
4位竹下和輝 東洋大学 1:06:49
5位春日千速 東海大学 1:06:58

下田は圧巻の区間賞でした。明らかに区間新を狙っての走り。平地のここで区間2位と2分以上の差ですから、他校からしたら、さすがに反則だろうと思ってしまいます。

早稲田の太田は区間14位で、青山との差は一気に5分以上。ここで勝負がつきました。上位陣は拮抗していても、9番目・10番目の選手で一気に差がついたように感じる結果でした。

神奈川の大塚もよかったです。これで神大は復路3区間が全て区間5位以内。2位の早稲田との差は1分12秒。復路スタート時は3分53秒差なので、ここまでで2分41秒も詰めました。

東海は春日の好走で10位まで順位を上げました。これでシード権確保が見えてきました。

9区

1位 野村峻哉 東洋大学 1:09:47
2位 池田生成 青山学院 1:09:55
3位 聞谷賢人 順天堂大 1:11:07
4位 片西 景 駒澤大学 1:11:08
5位 川端千都 東海大学 1:11:21

東洋・野村はみごとな区間賞でした。これで一気に早稲田に追いつき追い越し、57秒もの大差をつけました。これで2位確保かな。

駒澤も片西が区間4位の好走で6位までが見えてきました。9区の駒澤を少しだけ垣間見えました。しかし、11位の帝京とも1分14秒なので、まだまだ安心出来ないタイム差です。

10区

OP 照井明人  学生連合 1:10:58
1位 作田直也  順天堂大 1:11:00
2位 小野木俊  日体大  1:11:01
3位 村上優輝  中央学院 1:11:21
4位 安藤悠哉  青山学院 1:11:41
5位 東福龍太郎 法政大学 1:11:55

実質的な区間賞は、学連選抜の照井。すごい走りでした。来年は有力新入生が複数入ってきますし、東京国際は面白い存在になるかもしれません。

青学の安藤は、完璧な安全運転。無難な走りでした。

11位でスタートした帝京大が、全く良くなかったので、シード権争いは盛り上がりに、観てる方にとっては盛り上がりに欠けました。。。

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各大学結果

1位 青山学院 11:04:10

6区 小野田勇次 0:58:48 区間2位
7区 田村和希  1:05:40 区間11位
8区 下田裕太  1:04:21 区間1位
9区 池田生成  1:09:55 区間2位
10区 安藤悠哉  1:11:41 区間4位

強かった青学!往路・復路完全優勝で3冠&3連覇の達成でした。

復路7区に田村、8区下田、10区安藤を投入できるという往路みたいなメンバーを観た瞬間、33秒差とはいえ、完全優勝決定かな。と思ってしまいました。

7区を走った田村はやっぱり本調子じゃなかったみたいですが(往路に登場してこないから何かあったとは思っていたけが・・・)、結果的に区間11位に収める事が出来たし、このぐらいのトラブルでは動じない強さがありました。

田村のもしもの保険としてか、8区に下田、10区に安藤のカードが切れるのは青学だけ。8区の下田の圧巻の区間賞の活躍で独走状態に。ここに下田裕太って…。感じです。

青山学院の強さが際立った印象ですが、タイムだけをみると、過去2年の強さはなく、往路もそうですが、他校の出来の悪さや幸運にも助けられたと感じました。

ただ強いのは事実です!

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2位 東洋大学 11:11:31

6区 堀龍彦  1:00:42 区間13位
7区 小笹椋  1:05:16 区間7位
8区 竹下和輝 1:06:49 区間4位
9区 野村峻哉 1:09:47 区間1位
10区 小早川健 1:12:32 区間10位

往路4位から追い上げて2位は、さすが東洋という走りでした。往路の終わった段階、そして7区まではこのままシード落ちもあり得るなと思いましたが、、、8区と9区で一気に2位まで浮上。

竹下と野村の走りが、東洋を救いました。

とは言っても、1位青山学院とは7分差なので、来季以降を見たら最低限の成績かなと思いますし、もっともっと手を打っていかないと、優勝は厳しいかと感じます。

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3位 早稲田大 11:12:26

6区 石田康幸 1:00:23 区間12位
7区 井戸浩貴 1:04:53 区間3位
8区 太田智樹 1:08:32 区間14位
9区 光延 誠 1:11:50 区間7位
10区 清水歓太 1:12:30 区間9位

まさかの3位に沈んでしまいました。やはりと言うか、いつも通りというか、最終的に10人の選手が揃いませんでした。佐藤と藤原を欠いては復路は苦しかったです。

青山学院が結果的に万全ではなかっただけに、もったいなかったという印象です。主力が抜ける来年は、このままだと厳しいかと。

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4位 順天堂大 11:12:42

6区 橋本龍一 1:00:13 区間10位
7区 難波皓平 1:06:55 区間16位
8区 甲斐智樹 1:07:18 区間7位
9区 聞谷賢人 1:11:07 区間3位
10区 作田直也 1:11:00 区間1位

7区が終わった時点では、どうなることかと思いましたが、復路の順天は健在でした。8区以降は尻上がりに順位を上げて、最終的にきっちり4位を確保しました。

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5位 神奈川大 11:14:59

6区 鈴木祐希  59:46 区間4位
7区 中平英志 1:04:56 区間4位
8区 大塚 倭 1:06:25 区間2位
9区 大川一成 1:12:05 区間9位
10区 中神恒也 1:13:36 区間15位

10区がイマイチでしたが、6区から9区はすばらしい走りでした。昨日の勢いそのままに、結局往路6位から一つ順位を上げ、力があることを見せてくれました。

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6位 中央学院 11:15:25

6区 樋口 陸  59:49 区間5位
7区 海老澤太 1:05:12 区間6位
8区 廣 佳樹 1:08:03 区間13位
9区 藤田大智 1:12:40 区間12位
10区 村上優輝 1:11:21 区間3位

海老澤剛が使えないなど、理想通りにはいきませんでしたが、出雲・全日本でみせた結果が間違いなかったことを箱根で見せてくれました。中央学院の安定感には頭が下がりますが、なんとか優勝争い出来るチームへ全体として1皮むけて欲しいなと思います。

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7位 日体大  11:15:39

6区 秋山清仁  58:01 区間1位
7区 城越有星 1:04:45 区間2位
8区 中川翔太 1:07:57 区間12位
9区 室伏穂高 1:13:26 区間14位
10区 小野木俊 1:11:01 区間2位

6区秋山の区間新の走りは、すごかったですね。これで一気に息を吹き返しました。ここでポジションを上げたことが、この順位を確保出来た要因です。

他にも、7区城越、10区小野木の好走も良かったです。

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8位 法政大学 11:15:56

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9位 駒澤大学 11:16:13

6区 物江雄利 1:01:48 区間18位
7区 伊勢翔吾 1:05:48 区間12位
8区 広瀬 匠 1:07:42 区間10位
9区 片西 景 1:11:08 区間4位
10区 堀合大輔 1:12:01 区間6位

シード落ちするのではという状況でしたが、9区10区の2人に救われました。ここまでくるとシード権を確保出来ただけでも上出来っていう感じです。

結果として、往路重視ではなくバランスを取れば、ここまで心配することはなかったのかなと思いますが。往路を含めて区間2桁がこれだけあったのにシード権確保なので、やはり力はあります。しかし、主力4年生が抜ける来季以降はめちゃくちゃ心配です。

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10位 東海大学 11:17:00

6区 中島怜利  59:56 区間8位
7区 石橋安孝 1:04:42 区間1位
8区 春日千速 1:06:58 区間5位
9区 川端千都 1:11:21 区間5位
10区 林竜之介 1:12:19 区間7位

6区1年生の中島が区間8位でスタートすると7区石橋が区間賞。復路は絶好のスタートが切れました。これで一気にシード権を狙える位置に浮上しました。復路は全員区間1桁なので、よかったのではないでしょうか。

石橋を往路3区or4区で使っていれば、もうちょい違う結果もあったのかなと思いますが、まぁ来年期待したいです。

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11位 帝京大学 11:20:24

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12位 創価大学 11:20:37

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13位 大東文化 11:23:45

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14位 拓殖大学 11:24:22

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15位 上武大学 11:24:45

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16位 國學院大 11:28:44

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17位 山梨学院 11:29:17

6区 秦 将吾 1:00:54 区間14位
7区 久保和馬 1:06:04 区間15位
8区 小山祐平 1:09:39 区間18位
9区 古賀裕樹 1:15:31 区間18位
10区 熊代拓也 1:15:13 区間20位

復路は全て区間2桁、往路の悪い流れを最後の最後まで断ち切れませんでした。主力の市谷、佐藤・河村が欠場と
不運があったのも確かですが、それにしても、明らかに調整失敗な感じがします。選手は揃っていてこの結果・・・。来年の巻き返しを期待したいです。

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18位 明治大学 11:29:17

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19位 日本大学 11:30:29

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20位 国士舘大 11:49:18

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2018年は青学のV4があるのか?!

青山学院は、一色・秋山・池田・安藤の4人が卒業しますが、それでもめちゃくちゃ強いと思います。

田村・下田は健在だし、今回走った梶谷・森田・小野田という強力な2年生トリオもそのまま残ります。今回走らなかった選手でも28分台〜29分台前半がいます。有望な新入生も加入します。来年も優勝候補の1番手かと。

次点は、東海大学でしょうか?!今回出場した1年生軍団の他にも有力な1年生がいます。そして都大路1区1位(名取)、2位(塩澤)も入ります。成長しないわけがないので、強力な青学の対抗馬になりえます。

逆に有力4年生が抜ける、早稲田・駒澤・日体は試練の年になるかもしれません。とはいえ、伸び盛りの世代なのでそんなことを言っているのは今だけだと信じてます。

来年も、熱い戦いを期待してます。

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