2018/8/17 更新
超期待のワイルド・スピードシリーズ。
その第8弾「アイスブレイク」が公開されたので、早速見てきました。
ポール亡き後の、初作品。どんなふうに仕上がっているか、超ワクワクどきどきでした。
予告編はこちら
今回は、毎度お馴染みレギュラーキャストに加え、新たな敵が登場とのこと。果たして彼らは闘いに勝利できるのか?!
最新作にして最高の盛り上がりを見せている「ワイスピ」シリーズ第8作目が、遂に幕を開けました。
現在は下記、VODで定額見放題されてます。まだ観てない方は是非!
※今後追加や変更があるかもしれませんので、再度確認をよろしくお願いします。
ちなみに、これから先は「ネタバレ」なので、まだ見てない方は充分に注意してください。
ヴィン・ディーゼル NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 2017-10-06
オリジナル・サウンドトラック ワーナーミュージック・ジャパン 2017-04-14
あらすじ(ネタバレ)
舞台はキューバのハバナから
ドミニクはレティと一緒にハネムーンということで、キューバのハバナを訪れていました。そこでひょんなことがきっかけで、ストリートレースに参加することになります。
もちろんドミニクはレースに勝利し、レティとホテルに戻ります。その後ドミニクがホテルの外を出歩いていると、サイファーという女が彼に話を持ち掛けます。彼女はドミニクにとある映像を見せ、彼にファミリーを裏切るよう持ち掛けます。
時を同じくして、ホブスの下に仕事の依頼が届きます。内容はドイツのベルリンでEMPと呼ばれる電子系統にダメージを与えられる兵器を奪還してくれ、というものでした。この仕事のためにホブスはドミニクに連絡し、ファミリーを結集させます。ベルリンでの奪還作戦は巨大な鉄球を使って敵車両を一網打尽にして成功、無事EMPを奪還します。
しかし、基地に戻る途中、突如ドミニクがホブスの車両に突撃、彼の車を横転させ、EMPを奪って逃走してしまいます。
ホブスが刑務所に
ホブスは、この1件でEMPを奪った罪を着せられて逮捕されてしまいます。刑務所には、前作で逮捕されたデッカード・ショウの姿がありました。
独房をまたいで、口喧嘩していると、当然ホブスの独房の扉が開きます。当然、刑務所内は混乱します、その混乱に乗じて、ショウが刑務所の扉のシステムを破壊し、牢屋から囚人が大挙します。ホブスとショウは刑務所から脱走、するとそこにはミスター・ノーバディの姿がありました。
かくして2人を含めたファミリーは、神の目を使ってドミニクの居場所を探ります。ドミニクの位置を探っていると、突如として基地の扉が爆破され、サイファーとドミニクが侵入、動けなくなったファミリーたちを尻目に、2人は神の目を奪って逃走します。アジトに戻った2人、ここでドミニクがサイファーに従う理由が明らかになります。なんとエレナとそしてエレナとドミニクの間にできた子供が人質に取られていました・・・このため、ドミニクはサイファーに逆らえず、従うことしかできません。
舞台はニューヨークへ
ドミニクは次に米国防衛長官の車を襲撃して核ミサイルの発射コードを奪うよう求められます。ドミニクはニューヨークでファミリーの面々とカーチェイスを繰り広げながら、なんとかコードを奪うことに成功します。
しかし逃げるドミニクを追うショウをドミニク射殺します。すると背後から現れたレティが、コードの入ったアタッシュケースを奪って逃走します。ドミニクはレティを撃つことができず、レティは逃げ切るかに思えたのですが、サイファーの部下であるローズが現れて結局アタッシュケースを奪っていくのでした。
さらなる舞台は、潜水艦
ドミニクがアジトに戻ると、サイファーはドミニクがレティを撃てなかったことを咎め、エレナを射殺します。一方で、ファミリーの面々はサイファーの次なる狙いがロシアの軍事施設ないし核ミサイルを備えた潜水艇にあると考え、ロシアを目指します。
軍事基地を見張るファミリーの面々、そこにドミニクが現れ、EMPを使って、基地に侵入そして、再びEMPで潜水艇の制御機能を乗っ取ります。潜水艇に備わっている核ミサイルを発射しようとするサイファー、そのカウントダウンが始まりますが、間一髪でファミリーの面々がそれを阻止します。
すると、サイファーは潜水艇を外洋に逃がそうとします、ファミリーの面々は外洋に続くゲートを封鎖してそれを食い止めようと氷の上を疾走します。しかし、圧倒的な戦力の前にファミリーは少しづつ劣勢に追い込まれていきます。
時を同じくしてサイファーが指示を出している彼らのアジトたる航空機に突如として、ショウと弟のオーウェンが奇襲を仕掛けます。
引用:『ワイルド・スピード ICE BREAK』ロング版本予告
なんと、ドミニクはニューヨークの作戦の直前にショウ兄弟の母親であるマグダーレンに会い、協力を求めていたのでした。ショウ兄弟はドミニクの子供を奪還します。それを聞いたドミニクはファミリーに加勢します。
ドミニク帰還
サイファーはショウ兄弟に追い詰められるも、パラシュートで飛行機から逃亡し姿をくらませます。ドミニクは潜水艇から放たれた誘導式のミサイルを潜水艇に当たるように仕向けて爆破します。
爆風に巻き込まれそうになったドミニクをファミリーの面々が守ります。こうして今回の一件は片付いたのでした。ラストシーンではドミニクとファミリーの面々が集まっており、そこにショウが、ドミニクの子供を連れてやって来ます。ドミニクはレティと息子と共に生きていくことを誓い、息子に「ブライアン」と名付けるのでした。
感想
まず、一言。
とうとう「世界を救う」という圧倒的スケールの話まできました。もう普通にストリートレースしたり銀行強盗していた彼らの話が、ある意味可愛いく見えてくるのと同時に、このシリーズの人気ぶりを垣間見ることができます。
ブライアン・ミア登場せず、ショウが再登場
今回は、今までの常連キャラクターだったブライアンそしてミアは登場しません。しかし、一方でシリーズの過去の作品に出演していたキャラクターたちが再び登場してきました。
まずは、前作で最大の敵役として登場していたジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウ。 今作ではドミニクに協力し、彼の子供の解放という大役をやってのけます。子供を守りながら戦闘するシーンのステイサム可愛すぎです。笑
そんなデッカードの弟のルーク・エヴァンズ演じるオーウェン・ショウも再登場。シリーズ第6作の「ワイルドスピード6:ユーロミッション」で最大の敵として立ちはだかりました。そこで重傷を負い、第7作の冒頭では病院で治療を受けているシーンも映し出されていました。しかし今回は完全復活して、ショウとサイファーの戦闘機に乗り込み大活躍でした。
NEWキャラクター
✔ サイファー(シャーリーズ・セロン)
謎のサイバーテロリスト。今作でチームを裏切るドミニクを裏で操っている黒幕大将。野望に満ちた冷酷な女性キャラクターということで、印象的な敵キャラでした。
引用:『ワイルド・スピード ICE BREAK』ロング版本予告
✔ デッカードの母親役(ヘレン・ミレン)
出たい出たいと言っていた「ヘレン・ミレン」が、結構キー人物となる、ショウの母親役で登場でした。出演時間自体は短かかったですが、不遇の弟をドミニクの息子奪還作戦に同行させてあげるようデッカードに懇願するシーンは非常に印象的でした。
✔ ミスターノーバディの部下、リトル・ノーバディ(スコット・イーストウッド)
結構、お笑いキャラとして、和ませてくれる役柄でした。最初はファミリーの面々に対して、強硬な態度を取りますが、徐々に馴染んでいっている感じが堪らなかったです。
冒頭は初心を思い出させる
引用:『ワイルド・スピード ICE BREAK』ロング版本予告
最初の冒頭では、キューバの街でのストリートレース。
ポールが亡くなったこともあり、シリーズとして再始動の意味も込め、初心忘るべからずのような、原点であるストリートレースを取り入れ、キューバの市街地を2台の車がガンガン駆け回るシーンから始まりました。
第1作目で、ポールことブライアンが、ドミニクに勝つためにやっていた、ニトロエンジンの使い方を、今回ドミニクが秘策でやったっていうのも、ホント初期を思い出させてくれます。
ファミリーという言葉がキー
今回はホントに「ファミリー」という言葉が何回も使われます。
このテーマ自体は「ワイルドスピード」シリーズにこれまで無かったものというわけではありません。
前作までは、ブライアンとミアが背負ってきたものが、ファミリーの問題でした。彼らはドミニクたち、血はつながっていないが固い絆で結ばれた「ファミリー」と自分のパートナーそして自分たちの血を分けた子供、つまり「ファミリー」という2つのために戦っていました。「ワイルドスピード」シリーズの第6作や第7作ではそんな2人の苦悩や葛藤も描かれていました。
そしてブライアンとミアは、前作のラストでドミニクたち「ファミリー」とは別々の道を歩むことを決断して、ミアと子供の「ファミリー」の下へと向かいます。
もともと、ブライアン役のポールが亡くなってしまい、一気にトーンダウンするのではないかと言われてましたが、しかしそんなことはありませんでした。強い絆で結ばれた「ファミリー」が、パワフルで豪快で、笑いっぱなしの、素晴らしいエンターテイメントの映画になっていました。
NEWブライアン登場
元々、何らかの形で「ブライアン・オコナー」が登場するのではと言われてましたが、結局、ブライアンとミアは登場しませんでした。親族が代わりに出るとも噂がありましたが。。。
しかし、何と最後の最後に、ドムの赤ん坊がNEWブライアンということになり、ファミリーとファミリーの一員に。これには驚いたというか、個人的に感動してしまいました。
ポール演じるブライアン・オコナーが新作でも登場するかという質問に対してメイヤー氏は「ポールは登場しませんが、何らかの形でその存在が登場することになります。
出典:故ポール・ウォーカー、新作『ワイルド・スピード』にも登場へ|シネマカフェcinemacafe.net
ホント最後の最後にちょっと涙してしましました。予想外の不慮の事故で亡くなってしまったポール。なんとか、これからも彼をワイルド・スピードの世界に残してあげて欲しいです。ほんとに。
カーアクションが豪快
ワイルド・スピードの楽しみは、何と言っても「カーアクション」。そしてそのスケールのでかさ。やってることが、非現実すぎて、バカ過ぎるけど、またそれがめちゃくちゃ爽快で、凄くいいと思うほどの素晴らしい「カーアクション」が満載の映画です。
AIなどによる自動運転システムを搭載している、街のあらゆる車をハッキングし、遠隔操作して混乱させるシーンなんかでは、何十台もの車が、道を塞ぎ街の人たちを脅かしパニック状態に。しかもビルの上層階から車を落下させるという前代未聞のド派手な演出に、思わずビックリしました。
引用:『ワイルド・スピード ICE BREAK』ロング版本予告
笑いをちょいちょいいてるのが、またいい
今回は更に、人間関係が話を面白おかしくにもしてくれました。
ホブスとホブスの娘
なぜサッカーの試合で、ラグビーのオールブラックスがよくやる演出に近いことをする。笑
ホブスとショウ
前作から因縁アリアリの2人。前作のラストもショウの投獄で終わっていました。それが今回は、収容所で再会。再会したらしたで、殴りあえないからと言って口喧嘩。これがまた最高。
そのあとは、秘密基地でも口喧嘩。しまいには、ホブスが「お前のケツを太鼓みたいに叩いてやるからな!」というセリフ。ハゲとハゲが何をケンカしてんだと。普通に吹いてしまいました。笑
その後も、散々いがみ合うのですが、いつの間にか、急に仲良くなってしまっている。しまいには握手しているし、ショウが死んだと思われたときの、ホブスの怒りようが、また今回の「ファミリー」という言葉を強くしていると感じました。
テズとラムジー
てっきりカップル成立かと思っていたのですが、まだローマンがちょっかい出してました。笑
とりあえず、三角関係継続中のようです。
リトルバーディ
なぜか、常に上から目線のリトル。ミスターに半人前扱いされながらも、一生懸命チームをコントロールしようとしている姿が、滑稽で面白いです。特にローマンとの掛け合いが楽しくて面白いです。
ショウがかっこよすぎる
引用:『ワイルド・スピード ICE BREAK』ロング版本予告
最後の飛行機の中での格闘シーン。ショウがかっこよすぎです。そしてそのかっこよさを際立たせているのが、赤ちゃん(NEWブライアン)。笑
なんか、もう演出がうますぎます。
次回作以降はサイファーが中心か?!
最後に、死なずに逃げ切ったサイファー。あと2作は作ると言われているので、次回作は高い確率で、また敵として登場するのではないでしょうか?!
前作の「ワイルドスピード:スカイミッション」がシリーズ最高傑作の呼び声が高かったです。個人的にも今作に対する期待値は若干低めでした。しかし、そんな不安をよそにとんでもない大傑作が、世に放たれてしまいました。
もう「ワイルド・スピード」を超えるのは「ワイルド・スピード」だけ。その一言に尽きます。
もし、この「ワイルドスピード:アイスブレイク」をご覧になった方で、過去作をすべてご覧になっていない方はこの機会に過去作を通して鑑賞してみてはいかがでしょうか?
「ワイルドスピード」シリーズのファンで、今作のラストに涙しない人はいないんじゃないかと思います。それくらいに心の奥深くに突き刺さる素晴らしい作品であり、素晴らしいラストでした。
ワイルド・スピードを観るなら、Amazonプライム
現在Amazonプライムなら、第1作から第5作までなら、観放題サービスに入っています。まだ観たことが無いという人は、月々¥325(年会費¥3900)程度で、観れるのでオススメです。
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関連記事:Amazonプライム会員の特典メリット14個 全まとめ
さいごに
今回は比較的、勢いで書いているので、文章がおかしくなっている所もあるかと思いますが、ご了承ください。
ヴィン・ディーゼル NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 2017-10-06
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