陸上競技

陸上「日本記録」を連発した記録会【2019 Athlete Night Games in FUKUI】

8月19日、福井で開催された「Athlete Night Games in FUKUI-FUKUI 9.98CUP」

クラウドファンディングで開催された大会は日本記録が連発し、見事に成功をおさめました。

「Athlete Night Games in FUKUI-FUKUI 9.98CUP」結果

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男子走幅跳

Fukui longjump

男子走幅跳ナショナルレコードチャレンジは、まさにワールドクラスの戦いでした。

ドーハ世界選手権代表の橋岡優輝が8m32を跳び、27年ぶりに日本記録を更新

しかしその40分後、社会人3年目の城山正太郎がその記録を8cmも上回る8m40のビッグジャンプ

2019年世界ランク1位に1cmに迫る驚愕の記録更新劇です。

 まず、橋岡は1回目の跳躍でいきなり8m32(+1.6)の日本新記録を樹立した。橋岡は今年4月のアジア選手権でマークした8m22の自己記録を10cmも更新。また、前日本記録は橋岡が現在、指導を受けている森長正樹コーチが1992年に樹立した8m25で(ちなみにこのときの風速も+1.6)、橋岡はその記録を27年ぶりに7cm上回った。

 一方、同じ1回目には津波響樹(東洋大4年)も2年前、同じ会場で行われた日本学生選手権での優勝時にマークした自己記録を12cm更新する8m21(+2.0)の日本歴代3位のジャンプを見せると、2回目でその記録をさらに伸ばし、8m23(+0.6)。競技終了時には日本歴代4位となったが、ハイパフォーマンスを見せた。

 しかし、クライマックスはここからやってくる。

 3回目の跳躍。社会人3年目の城山正太郎(ゼンリン)は橋岡の記録を8cmも上回る8m40(+1.5)をマーク。この記録は2019年世界ランク2位、1位に1cmに迫るもので、城山にとっては東海大北海道4年時にマークした8m01の自己記録を39cmも更新するものだった。

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 一方、日本記録をすぐに塗り替えられた橋岡だが、6回の試技トータルで見たら、その実力が抜きんでていることがわかる。3回目に8m21(+1.7)、そして6回目には追い風参考ながら8m27(+2.1)をマークしたのみならず、5本目の7m64以外はすべて8m10超えという驚異的なアベレージ。文字どおり世界で戦う力を備えており、来月の世界選手権がますます楽しみになってくる。

 城山、橋岡、津波の3選手は今回、ドーハ世界選手権参加標準(8m17)より高い東京五輪の参加標準(8m22)も突破。

 他種目でも日本新が連発した福井の夜。その起爆剤となった男子走幅跳のハイレベルな戦いは、語り継がれることだろう。

男子110mH

Fukui 110mh

女子100mH

Fukui 100mh

男子100m

Fukui 100m

男子800m

Fukui 800m

Athlete Night Games in FUKUI-FUKUI 9.98CUP 開催概要

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2018の日本インカレで、桐生祥秀が100mで日本人待望の9秒台となる9.98を記録したスタジアム。

あの時のスタジアムの雰囲気、観客、選手たちの表情を再現したく、福井から全国へ「しあわせ」と「感動」を届けるをコンセプトに、8月17日にオリジナルの「ナイター陸上競技会」が開催されました。