ACL

【2021/22 ACL】出場枠3+1に戻れるか…2018年の結果から2021年/22年の出場枠を検討してみる。

2018年のACL出場枠は、何とか『3+1』を確保出来ましたが、2019年/20年は中国勢の台頭により『2+2』になってしまいました。

次の2021/22年のACLは、何が何でも『3+1』に取り戻したいJリーグ勢。この記事では状況をまとめていきます。

ACL出場枠

アジアの東西別々で出場枠が決まっています。

東西別
ランキング
グループリーグ枠+プレーオフ枠
(3回戦+2回戦と1回戦)
1〜2位
3+1+0+0
3〜4位
2+1+1+0
5位
1+0+2+0
6位
1+0+1+0
7〜8位
0+0+1+0
9〜12位
0+0+0+1

AFC MAランキング

「AFC MAランキング」というAFCが独自に付けているランキングがあり、このランキングでACLの出場枠が決まります。ただ少々ややこしいです。

AFC MAランキングは「代表ポイント」と「クラブポイント」の2つからなり、代表国の強さとクラブの強さから判断されるます。そして割合は代表ポイントが10%、クラブポイントが90%となっています。

代表ポイント

代表ポイントは直近のFIFAランクのポイントによって決まります。

FIFAランキングとは、ある一定期間、ある一定の基準によって算出されたポイントが、高い順に付けられています。

そして代表ポイントは、AFC加盟国の中でトップの国のポイントを「10」とみなし、そこから各国のFIFAランクのポイントの割合に応じて代表ポイントが割り当てられます。

仮に韓国のFIFAランクのポイントが100でトップ、日本が70だった場合、韓国には代表ポイント「10」が付与され、日本はその7割なので「7」が付与されることになります。

クラブポイント

過去のACLとAFCカップの成績によってポイントが付与され、代表ポイントのときと同じくトップを「90」とみなし、そこから各国のポイントの割合によってクラブポイントが割り当てられます。

基本的に勝てば勝つほどポイントが付与されます。AFCカップのポイントはACLポイントの1/3です。算出方法は以下のようになってます。

✔ 勝利すると3ポイント、ドローで1ポイント、敗戦で0ポイント
✔ ベスト16進出、準々決勝進出、準決勝進出、決勝進出するごとに3ポイント
✔ 予選ステージとプレーオフはカウントされない
✔ 1カ国から複数クラブが出場している場合は、平均する

合算する

こうして算出した、代表ポイントとクラブポイントの合算した値による順位が「AFC MAランキング」となります。

今後のAFCポイント制度(東アジア地区)

2020・2021/出場枠:2+2

競技成績(2016~2019)/ポイント比 代表1:クラブ9

2019/1/17 現在

順位
合計
(FIFA)
10%
(Club)
90%
2019
2018
2017
2016
1
中国
55.517
16.20
24.567
14.75
3+1
2
韓国
49.05
18.35
9.95
20.75
3+1
3
日本
46.15
13.85
21.80
10.50
2+1+1
4
タイ
32.25
16.20
15.05
1.00
2+1+1
5
豪州
27.20
7.30
5.90
14.00
2+1+1

引用:AFC

2021年のACLの出場枠をかけて、2018年/19年のクラブチームの結果が相当影響を及ぼします。

2018/1/30現在は、中国→日本→韓国→豪州の順でスタート。

グループステージ&決勝トーナメント

(注:もしかしたらどこかで間違うかもしれません。正しくはAFCのサイトをご覧ください。)

日本
(4チーム)
韓国
(4チーム)
中国
(4チーム)
豪州
(2チーム)
GS①
2/13・14
1勝1分2敗
勝点4
2勝1分1敗
勝点7
2勝2分0敗
勝点8
0勝1分1敗
勝点1
GS②
2/20・21
1勝2分1敗
勝点5
3勝0分1敗
勝点9
1勝3分0敗
勝点6
0勝1分1敗
勝点1
GS③
3/6・7
2勝1分1敗
勝点7
1勝2分1敗
勝点5
1勝2分1敗
勝点5
0勝1分1敗
勝点1
GS④
3/13・14
0勝2分2敗
勝点2
1勝0分3敗
勝点3
3勝0分1敗
勝点9
1勝1分0敗
勝点4
GS⑤
4/3・4
1勝2分1敗
勝点5
2勝0分2敗
勝点6
1勝3分0敗
勝点6
1勝0分1敗
勝点3
GS⑥
4/17・18
0勝1分3敗
勝点1
2勝1分1敗
勝点7
2勝1分1敗
勝点7
1勝1分0敗
勝点4
R16①
5/8・9
1勝0分0敗
勝点3
1勝0分2敗
勝点3
0勝2分1敗
勝点2
0勝0分0敗
勝点0
R16②
5/15・16
0勝0分1敗
勝点0
2勝0分1敗
勝点6
1勝2分0敗
勝点5
0勝0分0敗
勝点0
準々決勝①
8/28・29
1勝0分0敗
勝点3
1勝0分1敗
勝点3
0勝0分1敗
勝点0
0勝0分0敗
勝点0
準々決勝②
9/18・19
1勝0分0敗
勝点3
1勝0分1敗
勝点3
0勝0分0敗
勝点0
0勝0分0敗
勝点0
準決勝①
10/2・3
1勝0分0敗
勝点3
0勝0分1敗
勝点0
0勝0分0敗
勝点0
0勝0分0敗
勝点0
準決勝②
10/23・24
0勝1分0敗
勝点1
0勝1分0敗
勝点1
0勝0分0敗
勝点0
0勝0分0敗
勝点0
決勝
11/3・10
1勝1分0敗
勝点4
0勝0分0敗
勝点0
0勝0分0敗
勝点0
0勝0分0敗
勝点0
total
10勝10分11敗
勝点41
(平均10.25)
16勝5分15敗
勝点53
(平均13.25)
11勝15分5敗
勝点48
(平均12.0)
3勝5分4敗
勝点14
(平均7.0)

グループステージ総括

グループステージの日本勢は散々な結果です。これで3+1の復帰はまた遠のきました。。。

誤算はどう考えてもフロンターレ。まさかの未勝利。そしてセレッソは突破のかかる最終戦でなぜかターンオーバー。。。

鹿島も突破したはいいが、最終戦でやらかし自らベスト16は上海へぶつかりにいった結果に、、、厳しい。

DAZNマネーで補強どころか、お金欲しくてACL軽視へ舵取りしている結果と見られても不思議ではありません。

日本(1チーム突破) 5勝 9分10敗 勝ち点24 26得点 33失点
中国(3チーム突破)10勝11分 3敗 勝ち点41 43得点 31失点
韓国(3チーム突破)11勝 4分 9敗 勝ち点35 51得点 38失点

決勝トーナメント総括

【ラウンド16】
中国(広州と天津)と韓国(蔚山と水原)の潰しあいがあり、かつ鹿島がまさかの上海から勝ち上がるということをやってのけたため、日本サッカー界にはポイントと言う面ではメリットがありました。

このまま鹿島にはポイントを稼いでほしいです。

【準々決勝】
韓国同士の潰しあいで韓国はポイントをゲット。鹿島と天津はまさかの鹿島の圧勝。

これで更に中国との勝ち点を縮めることができました。

【準決勝】
ここでも鹿島は水原相手に1勝1分と意地を見せました。そして鹿島は初の決勝進出。このまま決勝でも6pt稼いでほしい!

ラウンド進出ポイント

日本(4チーム)
韓国(4チーム)
中国(3チーム)
豪州(3チーム)
ラウンド16
3
9
9
0
準々決勝
3
6
3
0
準決勝
3
3
0
0
決勝
3
0
0
0
TOTAL
12
18
12
0

TOTAL

日本(4チーム)
韓国(4チーム)
中国(3チーム)
豪州(3チーム)
勝敗pt
10勝10分11敗
勝点41
(平均10.25)
16勝5分15敗
勝点53
(平均13.25)
11勝15分5敗
勝点48
(平均12.0)
3勝5分4敗
勝点14
(平均7.0)
進出pt
12
(平均3.0)
18
(平均4.5)
12
(平均3.0)
0
(平均0.0)
TOTAL
53
(平均13.25)
71
(平均17.75)
60
(平均15.0)
14
(平均7.0)

もう一度書きますが、正しいのはAFCのサイトです。

鹿島が東地区では決勝に残り、悲願の優勝を果たしましたが、やはり他のチームが酷すぎます。2018年もポイントは韓国・中国に負けです。

2+2の場合のGL組合せ案+プレーオフ組合せ

2019ACL グループステージ案1

2019ACL_1

2019ACL グループステージ案2

2019ACL_2

2019ACL プレーオフ案

2019ACL_5
2019ACL_6

(参考)2017年以降のACL出場枠

・2017/出場枠:3+1
 競技成績(2013~2016)/ポイント比 代表1:クラブ9
・2018/出場枠:3+1
 競技成績(2013~2016)/ポイント比 代表1:クラブ9
・2019/出場枠:2+2
 競技成績(2014~2017)/ポイント比 代表1:クラブ9
・2020/出場枠:2+2
 競技成績(2014~2017)/ポイント比 代表1:クラブ9
・2021/出場枠:?+?
 競技成績(2016~2019)/ポイント比 代表0:クラブ10
・2022/出場枠:?+?
 競技成績(2016~2019)/ポイント比 代表0:クラブ10

2017・2018/出場枠:3+1

競技成績(2013~2016)/ポイント比 代表3:クラブ7

2016/11/30 現在

順位
合計
(FIFA)
30%
(Club)
70%
2016
2015
2014
2013
1
韓国
96.311
(699)
26.311
(70.250)
70.000
20.75
16.75
17.50
15.25
3+1
2
日本
75.807
(644)
24.241
(51.750)
51.566
10.50
15.25
13.50
12.50
3+1
3
中国
72.719
(423)
15.922
(57.000)
56.797
14.75
15.75
9.25
17.25
2+1+1
4
豪州
72.599
(636)
23.940
(48.833)
48.659
14.00
7.50
17.73
10.00
2+1+(1)

引用:AFC

2019・2020/出場枠:2+2

競技成績(2014~2017)/ポイント比 代表1:クラブ9

2017/12/1 現在

順位
合計
(FIFA)
10%
(Club)
90%
2017
2016
2015
2014
1
韓国
87.48
(563)
7.055
(64.95)
80.425
9.95
20.75
16.75
17.50
3+1
2
中国
86.671
(561)
7.03
(64.317)
79.641
24.567
14.75
15.75
9.25
3+1
3
日本
83.464
(623)
7.807
(61.100)
75.657
21.85
10.50
15.25
13.50
2+1+1
4
豪州
64.752
(747)
9.361
(44.733)
55.391
5.90
14.0
7.5
17.33
2+1+1

引用:AFC

1111_ACL
引用:AFC